パリモーターショーでプジョー208 GTiを初公開|Peugeot
CAR / MOTOR SHOW
2015年1月28日

パリモーターショーでプジョー208 GTiを初公開|Peugeot

Peugeot 208 GTi|プジョー 208 GTi
Peugeot 208 XY|プジョー 208 XY

プジョーがパリモーターショーで208 GTiと208 XYをワールドプレミア

プジョーはジュネーブショーで公開していた「208 GTiコンセプト」と「208 XYコンセプト」の市販バージョンである、「208 GTi」と「208 XY」を9月27日からはじまる、パリモーターショーで初公開すると発表した。

Text by OTSUKI Takuma(OPENERS)

2台の特別な「208」がベールを脱ぐ

「プジョー 207」の後継車種にあたり、すでに欧州では販売が開始されている「208」。そのスポーツモデルである「208 GTi」と、プレミアムモデル「208 XY」が、今月27日からはじまるパリモーターショーでワールドプレミアを果たす。

すでにOPENERSでもお伝えしているように、今年3月のジュネーブモーターショーで「208」は登場しており、その際に「208 GTi」と「208 XY」にかんしてもコンセプトモデルが出展されていた。

今回のパリモーターショー発表されるのは市販モデルか、もしくはそれにきわめて近いバージョンであるとおもわれる。発売時期は2013年の春であるとアナウンスはされているが詳しい日程の発表はまだだ。

蘇るGTi伝説

「205 GTiの伝説を再現しようとしている」。プジョーがそうアナウンスする、「208」のスポーツバージョンである「208 GTi」に搭載されるパワーユニットは、同ブランドの「RCZ」やシトロエン「DS3」にも搭載される1.6リッターの直噴ターボエンジンで、最高出力197ps、最大トルク275Nmを発生。0-100km/h加速は7秒以下、最高速度は225km/hに達するという。組みあわされるのは6段のマニュアルトランスミッション。CO2排出量は145g/kmとなっている。

前後のトレッドはフロントを10ミリ、リヤを20ミリ拡大しており、専用のサスペンションで足まわりを締め上げ、ハンドリング性能を高めている。フロントのサスペンション方式はマクファーソンストラットで、リヤはトーションビームだ。また、動力性能が上がったぶん、ストッピングパワーも高められており、205/45サイズのタイヤを履く17インチホイールの内側には、フロント302mm、リヤ249mmの大径ブレーキディスクがおさまる。車体重量は1,160kgで、これは先代「207 GTi」よりも100kgも軽い数値となっている。

また、「205GTi」以降、「206GTi」や「207GTi」では姿を消していたCピラーのGTiエンブレムが復活したというのも、プジョーファンにとってはうれしいポイントだ。

プレミアムコンパクト

「208 GTi」とともに今回のパリモーターショーでワールドプレミアを飾るのは「208 XY」だ。プレミアムグレードに位置づけられるこのモデルは、「パープルナイト」と呼ばれる紫系のカラーリングをはじめとし、合計6色のボディカラーが用意される。

フロントグリルやミラーキャップ、ウインドウトリムなどにメッキパーツがおごられるほか、アルミペダルや専用の17インチアルミニウムホイール、レザーのステアリングホイールとシフトレバーなどが採用される。また、オプションでグラスルーフも用意されるなど、高級感を演出している。

エンジンは3月のジュネーブショーの時点では4気筒の1.6リッターディーゼルターボエンジン、「e-HDi」とアナウンスされていたので、市販モデルも、このエンジンが搭載されるとおもわれる。1.6リッター「e-HDi」エンジンはアイドリングストップ機能付きで、圧縮比の高いディーゼルエンジンをわずか0.4秒で再始動させる「ウルトラキャパシタ」を有している。最高出力115psを発生し、6段のマニュアルトランスミッションが組みあわされる。CO2排出量は99g/kmだ。

Mondial de L’Automobile 2012 Salon de Paris
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