Diary-T 208 RE マイプレイリスト
Lounge
2015年4月15日

Diary-T 208 RE マイプレイリスト

Diary-T

Diary-T 208 RE マイプレイリスト

文・アートワーク=桑原茂一

あれはいったいいつのことだったか…

お台場に移ったニッポン放送の高橋幸宏さんの番組におよばれしたのは、
もうどうにもこうにも食い止められないラジオ業界衰退ムード反発集会風垂れ幕たなびくお祭りムード全快のスタジオの熱気に煽られつい私も同調空元気発散型で参加したような記憶があるが…

そんな記憶を辿る巡る迷いそこまで久しぶりな有楽町のニッポン放送で、またもや空チャーミングな収録を体験して仕舞った。

この企画は良い音楽で被災者やニッポンを元気にするという壮大なお題だったと後で番組キャスティングを拝見するにつけ、う~んマジで私で良かったの?と不安になりなんとなく場違いな気もしなくなくなくないではないが、私選曲を私解説し、リスナーへのメッセージをその場の瞬間芸で収録するという一発録りを敢行した。

しかも想定外はその日初めてお会いする辺に威厳オーラを放つ見目麗しく凛とした女性局長の見守る中での収録とあって、思い出しても忘れたい幼気なトークをさえずりしてしまったことを悔やんでこうして懺悔しているのである。

以下はその詳細。やはり私は完パケの番組がいいな~の巻。

Good Musicでニッポンを元気に!
マイプレイリスト
http://www.1242.com/my-playlist/

Love for Japan kizashi
トーク(オープニングトーク)
「選曲家の桑原茂一です。今回は、smile rock againをテーマにお送りします。」
CM
トーク(選曲理由など、、)

「rockは考えることを止めないこと。
自己責任生きることを余儀なくされたこの日本で、
これまでのような借り物ではない、
私たちのロックを始めなければなならない。
いまこそ新しい始まりの時です。」

chicagoのBeginnings

M1
(MIX)Chicago / Beginnings

始まりの
私は永遠に感じてほしいものの始まりに過ぎない。 始まりにすぎない。 唯一のほんの始まり。 私は私の人生にあなたを取得するんだ。 私の隣にあなたを得るようになった。 始まりにすぎない。 唯一のほんの始まり。(歌詞チョイ訳)

シカゴの軌跡
The Chicago Transit Authority
シカゴ・トランジット・オーソリティ の スタジオ・アルバム
リリース 1969年4月28日
録音 1969年1月27日 - 30日
ニューヨーク、コロムビアレコーディングスタジオ
ジャンル ロッ
時間 76:36
レーベル コロムビア・レコード
プロデュース ジェイムズ・ウィリアム・ガルシオ

M2
トーク(選曲理由など)
「復興から立ちなるには建設が必要。
ここに建設の歌を紹介します。
戦争に向かうあの頃の日本が、国策として作った音楽がこれだ。目的はどうあれ、勇ましい音楽に私たちはつい発奮する。
音楽は毒にも薬にもなる。そうなんです。
で、あの頃も、今日も日本は良い国だなぁ~」

実際の収録は選曲趣旨がまとまらず
大変デタラメな解説になっていたのよ…

「熱砂の誓い(建設の歌)」(昭和15年10月)
作詩:西条八十
作曲:古賀政男
歌 :伊藤久男

1)よろこびあふれる 歌声に
輝け荒野の 黄金雲(こがねぐも)
夜明けだサ夜明けだ
大陸に わき立つわれらの 建設の歌

2)あの山この谷 勇ましく
血潮流した 兄弟(はらから)よ
今こそサ微笑め 聞いてくれ
われらの勝ち鬨 建設の歌

3)日本男児と 生まれたら
この肉この骨 大陸へ
埋めよとサ言われた 亡き母の
瞳が輝く 暁の星

4)砂漠の野菊の 朝露に
燦(きら)めき拓(ひら)ける 愛の路
光はサ昇るよ 東から
世界に轟け 建設の歌

CM

トーク(被災地の方に向けてのメッセージ&選曲理由など)
「う~ん、思い出せない。早かった。と。」

M3
Rdioactivity / Kraftwerk
放射能(Radio-Activity)はドイツのテクノユニット、
クラフトワークのアルバム。
1975年11月にEMIよりリリースされた。
「う~ん、だからクラフトワークの視点警笛は早かったと。」
いや、違うんだよ、肝心なことを話し忘れていた、
これはたぶんだが、1975年当時、放射能は不気味な畏れを抱く存在の出現であっただろうが、同時に未来のエネルギーとしての憧れのようなものも含んでいたのではないだろうか?
未来を憧れをもって描くことが出来た時代というか…

M4

(MIX) What's going on Marvin Gaye
モータウンサウンドとも言われる「What’s Going On」です。1971年に発表
マービン ゲイ/ワッツ ゴーイン オン
MARVIN GAYE/What's Going On

かあさん、かあさん
大勢の人が泣いているよ。
兄さん、兄さん
遠くで大勢の人が死んでいるよ。
僕らは見つけなきゃ
今日ここに愛を運んでくる方法を。
父さん、父さん
僕らに核兵器のエスカレーションなんていらない。
戦争は答えじゃない。
憎しみを克服できるのは愛だけだ。
僕らは見つけなきゃ
今日ここに愛を運んでくる方法を。
デモ隊の行列、デモ隊のうたう歌。
僕を残酷に罰しないで。
君に見えるものを僕に話して。
何がおきているの?
何がおきているの?
一体何がおきているの?
何起きてる 王様
御立派!! 魂音楽(ソウルミュージック)直訳集

M5
Jolie / Al Kooper
1972年作品 「赤心の歌」
アキラのええじゃないか  小林旭
関沢新一作詩/服部良一作曲
アキラのええじゃないか/船頭子守唄(1962年4月20日)
トーク(選曲理由など)
「江戸時代の日本人は逞しかったのだよ、
もっともっと今よりおおらかだったのだよ、的な~」

CM

トーク

M6
江差追分 Joji Hirota& The London Metropolitan Ensemble
レクイエム 死者の安息を神に願う  死を悼む 鎮魂歌
プロデューサーの松任谷愛介氏によると、
江差追分は江戸時代から江差・松前に伝わる漁師の歌です。
一攫千金を夢見て荒波を乗り越えてニシン漁にでる漁師の逞しさ、決死の覚悟で海に出る男たちと、それを見送る家族の悲哀の曲でもあります。被災地のことを考えると「頑張ろう」ばかりがメッセージではありません。時には音楽を聴いて涙を流していただき、 明日への希望に切り替えていけるような、そのような力を持った曲は、江差追分(前唄)より他にはあり得ませんでした。
力強く立ち上がる日本の姿を重ね合わせ、僕たちはこの困難に立ち向かっていかなければなりません。

M7
Hiroshi Fujiwara & K>U>D>O presents
We've got a good thing going (Michael Jackson)
トーク(選曲理由&お別れの挨拶)
「パア~といこう!パァ~とね。的な。」
これも違うんだな、
曲の選曲もアレンジも完璧のセンスで仕上げる藤原ヒロシと工藤くんの世界は、世界の音楽シーンでも十分通用するクオリティーだ。だからこそ、彼らの音楽がセンスの良い音楽ファンに幸福感を提供できるのだ。

音楽で人を幸福にする。というのはあまりにもざっくりした言い方で、本当は音楽は人を選ぶし、人も音楽を選ぶ。

良い音楽の力でニッポンを元気にするというお題は、
深くて長い道のりが必要なとても素晴らしいテーマだということである。
解説をしなければ分からない音楽を良い音楽と私は呼びたくない。音楽そのものが雄弁な存在だから、聞いてくれるリスナーの思いに委ねたい。
なんて甘いこといってるから、
どこからもお呼びが掛からなくなくなるのですね。
でも、選曲家を名乗るということは、そういうことだと思う。
選曲で勝負するのです。それだけ。
茶の道にも似たりと感じる也。

CM

「で結局、なにを話したか完全に懲悪にすっかり忘れた。」
それでいいのだ。
だから、それは良くないのだよ。
良いものを分かりやすく伝える。
そんなセオリーを生み出すことも大切な選曲家の仕事かもしれません。
良い選曲を分かりやすく伝えるこつを会得すること。
課題が生まれました。良い経験をさせて頂いたのです。
マイプレイリストに感謝。次回はモアベターよ。

← Diary-T 207~212

購入はこちらから
http://ckstore.shop-pro.jp/?pid=39267860

           
Photo Gallery