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2015年4月27日
kizunaworld.org |デヴィッド・シルヴィアンらによる第3弾の作品を発表
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デヴィッド・シルヴィアンらによる第3弾の作品を発表
東日本大震災の被災地支援プロジェクト「kizunaworld.org」から、第3弾となる作品が発表された。海外アーティストからの作品提供で、国境を越えた支援の輪が広がりつつある。
文=谷中朋未
英語圏へのグローバル展開を開始
坂本龍一とメディアクリエイターの平野友康氏が被災地の復旧・復興を支援するために立ち上げたプロジェクト「kizunaworld.org」。寄付をすると、趣旨に賛同するアーティストから提供を受けたチャリティ作品をダウンロードできるという仕組みをもちいて支援をおこなう、長期的な視点に立ったプロジェクトだ。
すでに、坂本龍一とイタリア人現代美術家ヴァレリオ・ベッルーティ氏の共作アニメーション「KIZUNA」、日本ビジュアル・ジャーナリスト協会(JVJA)提供による被災現場の写真と坂本龍一の新曲とのコラボレーションした映像作品「kizuna wprld-arve henriksen+pf mix-」を発表している。
第3弾では、電子音楽家でありプロデューサーでもあるアルヴァ・ノト氏が公開1作目となった「KIZUNA」にあらたな音楽の層を重ねた新バージョン「KIZUNA motonoto version」がくわわった。さらに、世界的な音楽家デヴィッド・シルヴィアン氏とノルウェー出身のミュージシャン、ヤン・バング氏が、被災で苦しみ、犠牲になったひとびとへ想いをはせて共作した「modern interior」も公開される。
「kizunaworld.org」では海外アーティストの参加を機に、英語圏に向けた展開を開始。日本国内にとどまらず、世界各国からの寄付を募っていくという。