「ノーチラス」コレクション初のグランド・コンプリケーション|PATEK PHILIPPE
PATEK PHILIPPE|パテック フィリップ
永久カレンダーを搭載した複雑機構モデルが
ノーチラス・コレクションに初登場
コレクション誕生から40年を超えてなお、パテック フィリップの人気コレクションとして不動の地位を誇る「ノーチラス」に、ファン待望の永久カレンダー搭載モデルが初めてお目見えする。
Text by KOIZUMI Yoko
現行コレクションのなかで、最薄のムーブメント
クロノグラフ、デュアル・タイムゾーン(トラベルタイム)、年次カレンダーに続き、ノーチラス・コレクションに初めて永久カレンダー機構を搭載したグランド・コンプリケーション「ノーチラス5740/1」が登場する。
搭載されるムーブメントはパテック フィリップの自社開発ムーブメントのなかでも傑作と名高いキャリバー240 Q。これは閏年の2月29日を含めて、すべての月の末日を自動的に判断し、日付調整する機構を備えたもので、実用性の高さで定評がある。また22Kゴールド製の偏心マイクロローターを組み合わせることで、超薄型の自動巻き永久カレンダームーブメントを完成させている。
このムーブメントを搭載する他モデルと異なるのは、永久カレンダーを調整するボタンの位置をノーチラスのケース形状に合わせて変更している点だ。その位置も"なるほど"と思わせる位置にあり、こうした変更を自在にできるのも、パテック フィリップがマニュファクチュールであることの証と実感させられる。
そして特筆すべきが「ノーチラス5740/1」が、パテック フィリップの現行コレクションの永久カレンダー搭載モデルのなかで最も薄いケース厚8.42mmを実現していること。スーツの袖口にスッキリと収まるサイズで、使い勝手も向上している。
ムーブメントに施された精緻な仕上げやカラトラバ十字で装飾された偏心マイクロローターは、サファイアクリスタル・バックから見ることができる。
ダイアルには2016年に発表された、誕生40周年記念モデルで披露されたブルー・ソレイユを再び採用。18KWGケースとのコントラストも美しい。ブレスレットにはノーチラス折り畳み式バックルを備え、着け外しもスムーズだ。