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TRAVEL
2025年2月14日
「パティーナ大阪」が提案する新時代のラグジュアリーステイ
Patina Osaka|パティーナ大阪
2025年3月、難波宮跡と大阪城公園の間にホテル「パティーナ大阪」がオープンする。日本初の「パティーナホテルズ&リゾーツ」として、トランスフォーマティブ・ラグジュアリーと呼ばれる新しい概念に沿っており、現代のラグジュアリーホテルの枠を超えた、新しいホテルステイが愉しめる。
Text by WASEDA Kosaku
歴史と文化、サステナビリティとアートが交差する
2021にモルディブに第一号店がオープンしたパティーナホテルズ。初の都市型パティーナであり、日本第一号店となる「パティーナ大阪」が今春オープンする。パティーナホテルは、仕事や遊び、ウェルビーイングといった要素をシームレス組み合わせた、クリエイティブかつサステナブルな旅行者へ向けたコンセプト“トランスフォーマティブ・ラグジュアリー”をもとに展開されている。
「パティーナ大阪」は、難波宮跡や大阪城公園が近くにあり、その土地が持つ豊かな歴史や文化との一体感を感じさせるエリアにある。このホテルは、ただの宿泊施設ではなく、訪れる人々にその場所の記憶や物語を体感させる場所でもあるのだ。大阪の「水の都」としての特性を反映し、ホテルの外観やインテリアには、自然を感じさせる素材やデザインを用いて、このエリアにふさわしい設えが特徴だ。
外装には、銅や木材を使用し自然と調和した美しいフォルムを作り出している。建物は21階建てで、大阪の街並みや周囲の公園を一望できる素晴らしいロケーションを誇る。また、ホテルのデザインは、近代的な要素と歴史的な背景を融合させたものとなっており、現代建築の象徴的な存在としても注目を集めている。
「パティーナ大阪」最大の特徴の一つは、サステナビリティと芸術性が見事に融合している点だ。ホテル内には、地元のアーティストが手掛けた作品が随所に飾られており、その土地ならではの文化が色濃く反映されている。環境への配慮も随所に感じられ、施設全体が持続可能な方法で運営されている。例えば、使用される木材はすべて認証を受けた持続可能なものを使用しており、エネルギー効率の良いシステムを導入することで、サステナビリティを実現している。
また、料理においてもサステナビリティへの意識は高い。レストラン「P72」では、季節ごとの旬の食材を使用したマイクロシーズナル・キュイジーヌを提供している。これは、ただ季節の食材を使うだけでなく、その中でも特に微細な時期や変化に焦点を当てて料理を作るというスタイルだ。こうした取り組みを通じて、訪れるゲストは食文化を楽しみながら、環境への配慮や地元の農産物の魅力を再認識することができる。
ホテル内には、サウンド・パイオニアのデヴォン・ターンブルによって作り上げられた音響設備を備えたリスニングルームもある。この部屋では、音楽が単なるエンターテインメントにとどまらず、瞑想的な体験へと昇華され、ゲストは音楽を通して深いリラクゼーションを感じられる。
客室は、全221室。日本の季節感や自然との調和を感じることができる空間となっている。客室のインテリアは、深みのある木材を基調とし、大きな窓から外の景色を楽しめる。ゲストは部屋の中にいながら、大阪城公園や難波宮跡公園の四季折々の美しい風景を堪能できる。
すべての客室は50㎡以上の広さを誇り、快適で余裕のある空間が広がっている。上質な家具やアメニティが無駄なく配置され、機能性を重視したデザインが施されているのも特徴だ。特筆すべきは、すべての客室にヨガマットが用意されている点で、ウェルビーイングを重視する「パティーナ大阪」のコンセプトが反映されているポイントだ。
さらに、各フロアの角部屋には、都市型ホテルとしては珍しく広々としたバルコニーが設けられており、眼下に広がる公園の景色を楽しみながら、外の新鮮な空気を満喫することができる。
ホテル内で最も広い客室タイプである「パティーナスイート」は、233㎡の広さを誇り、リビングルームやベッドルーム、キッチン、ダイニングエリア、大阪城を一望できるバルコニー、スチームサウナ付きのバスルームと、贅沢な設備が整っている。このスイートは、単なる宿泊施設としての枠を超え、まるで自宅のようにくつろげる空間が提供されている。
リビングエリアにはターンテーブルや本格的な音響設備が整えられており、音楽愛好家にとっては理想的な環境となっている。厳選された音響機器を通じて、クリアで豊かな音楽体験を楽しむことができる。このように、「パティーナスイート」は音楽とリラックスを深く融合させた空間であり、ゲストに究極の贅沢を提供する。
VERDYとのパートナーシップを締結
「パティーナ大阪」の魅力は、サステナビリティや芸術だけでなく、文化的なコラボレーションにもある。ストリートカルチャーの巨星であるVERDY氏とのパートナーシップだ。彼は、大阪出身のグローバルなクリエイターであり、「Girls Don't Cry」や「Wasted Youth」などのプロジェクトを通じて、世界中に影響を与えている。
さらに、VERDY氏が手掛けた「Henry’s PIZZA」や、彼が関わったファッションや音楽のコラボレーションは、大阪の文化シーンを活性化させており、その影響は「パティーナ大阪」にも色濃く表れる。
このコラボレーションは、ストリートカルチャーとトランスフォーマティブ・ラグジュアリーを融合させ、VERDY氏のアイデアによって新しい視点でラグジュアリーを再定義するものだ。ホテル内で行われるイベントや展示には、VERDYの独自の感性が反映され、他に例のないホテルが構築されるはずだ。
また、「パティーナ大阪」は、アーティスト・イン・レジデンス・プログラムを通じて、次世代のクリエイティブな人材とのコラボレーションも推進していく予定だ。これにより、ホテルは常に新しいアイデアや視点を取り入れ、ダイナミックな文化的拠点として成長し続けるだろう。
本コラボレーションについて、VERDY氏は「私のクリエイティブの拠点である大阪のHenry’s PIZZA のすぐそばということもあり、このパートナーシップは運命的なものだと感じています。パティーナとのクリエイティブ・パートナーシップはごく自然なものでした。音楽などの文化的要素に重点を置くブランドの姿勢は私自身の歩みと深く共鳴するものがあり、私の心に深く根付いているこの街で、パティーナと共に新しい文化的存在感を築き上げていくことをとても楽しみにしています。」とコメントしている。
「パティーナ大阪」のステイは、訪れるゲストにとって単なる滞在ではなく、心に残る新しい視点と体験を提供してくれる。現在、2025年5月11日以降の宿泊予約を受け付けている。開業記念プランも用意され、ギフトや食事、スパに関する特典が含まれている。
大阪という土地の歴史と文化を尊重し、現代的な視点を加えたこのホテルは、間違いなく新たなシンボルとなり、世界中から訪れる人々に新しい感動をもたらしてくれるだろう。
パティーナ大阪
開業|2025年春(予定)
所在地|大阪府大阪市中央区馬場町3番91号
建物|地上21階、地下3階
ホテル客室|全221室(デラックスルーム162室、プレミアムルーム24室、ジュニアスイート18室、デラックススイート11室、アーバンスイート5室、パティーナスイート1室)
開業|2025年春(予定)
所在地|大阪府大阪市中央区馬場町3番91号
建物|地上21階、地下3階
ホテル客室|全221室(デラックスルーム162室、プレミアムルーム24室、ジュニアスイート18室、デラックススイート11室、アーバンスイート5室、パティーナスイート1室)
開業記念プラン「Patina Imprints」
内容|2025年5月11日以降の宿泊予約、メインダイニングでの朝食、開業記念ギフト、ホテルのレストラン・スパで利用できる体験特典(デラックスおよびプレミアルームは10,000円分、ジュニアスイート以上は20,000円分/いずれも1室1滞在あたり)
料金|1室1泊 8万5000円~(別途、消費税・サービス料・宿泊税)
内容|2025年5月11日以降の宿泊予約、メインダイニングでの朝食、開業記念ギフト、ホテルのレストラン・スパで利用できる体験特典(デラックスおよびプレミアルームは10,000円分、ジュニアスイート以上は20,000円分/いずれも1室1滞在あたり)
料金|1室1泊 8万5000円~(別途、消費税・サービス料・宿泊税)