TRAVEL|カンボジア、ロン群島を守る環境保護団体が設立
TRAVEL|ソンサー・プライベートアイランドが環境保全に尽力
カンボジア、ロン群島を守る環境保護団体「ソンサー・ファンデーション」が設立
カンボジア、シアヌークビルの沖合に浮かぶアイランドリゾート、ソンサー・プライベートアイランド。カンボジア南部にあるタイランド湾ロン群島地域の環境保全強化を目的としたソンサー・ファンデーションを設立した。
Text by KUROMIYA Yuzu
リゾート開発と環境保全、コミュニティ活動を融合
サンゴ礁、マングローブが生い茂る林、ウミガメ、ジンベイザメ、タツノオトコシゴなどが生息する天然資源豊かなロン群島は、東南アジアでもっとも多様性に富みながらも、あまり知られていない海洋環境だ。
そのロン群島を保護するために、ソンサー・プライベートアイランドのオーナー、ローリーとメリタ・ハンターが中心となりソンサー・ファンデーションを設立。これまでソンサー・プライベートアイランドがおこなう環境保全とコミュニティプログラムとして活動してきたが、今後はソンサー・ファンデーションとして同様の活動を継続していく。
ファンデーションでは今年はじめ、群島最大となる医療支援活動をコーディネートし、現在は船を改修した移動可能なサステナビリティ学習センターを準備中。「ボート・オブ・ホープ(希望の船)」と名付けられたこのプロジェクトは、2014年後半に学習航海をスタートさせる予定だ。
また、9月21日(土)には設立を記念したアクティビティを開催。インターナショナル・コースタル・クリーンアップ・ディ(国際海岸清掃ディ)には、ビーチ・クリーンアップをおこなった。
さらに地元の子どもたちが海で回収した廃棄物を使用したボートレースも開催。これは子どもを対象にしたソンサー・シータートル(ウミガメ)・スタディプログラムの一環として、海のゴミやリサイクルにかんしての意識を高めることを目的としているという。
ローリー・ハンターは「この地域でのリゾート開発の先駆者として、リゾート開発、環境保全、コミュニティ活動は決して矛盾するコンセプトではないということを証明し、後発の開発企業にとっても良い参考となる存在になりたい」と語っている。
またソンサー・プライベートアイランドでは、11月1日(金)から12月15日(日)まで、4連泊すると内1泊分が無料になるキャンペーンを開催。実質宿泊料金が25%オフになるこの機会に、地元の人たちと協力して守りつづけるありのままの自然を、ぜひ体感して欲しい。
ソンサー・プライベートアイランド
http://songsaa.com/ja/
Tel. 03-3403-5355(日本での問い合わせ先)
ソンサー・ファンデーション
www.songsaafoundation.org