Art & Architect Festa|「建築学生ワークショップ滋賀2011」が開催
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2015年5月21日

Art & Architect Festa|「建築学生ワークショップ滋賀2011」が開催

竹生島にアートと自然、歴史が融合する建築空間が誕生

「建築学生ワークショップ滋賀2011」が開催

建築などを学ぶ学生らが琵琶湖の自然環境をサスティナブルなものにするためにアイディアを出し、実現化しようとする「建築学生ワークショップ滋賀2011」の公開プレゼンテーションが9月11日(日)、滋賀県長浜市の琵琶湖に浮かぶ竹生島と、琵琶湖最大の旅客船・ビアンカの船上で開かれる。

文=谷中朋未写真=繁田 諭(ナカサアンドパートナーズ)

一般のひとも参加できる公開プレゼンテーション

「建築学生ワークショップ滋賀2011」は、平沼孝啓氏を中心とした現在活動中の建築家らが「建築家による芸術と社会環境の発展」を目的に設立した、NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ(AAF)の主催による、学外体験型ワークショップ。昨年は、奈良・平城宮跡でも開催された。

2回目となる今回のテーマの地は、琵琶湖の北部にあり、古くから"神の棲む島"として知られる竹生島。

湖底約100メートルから最高標高約200メートルまでそびえ立つ珍しい地形をはじめ、霊場としても歴史的に意義深く、現在も多くのひとが訪れる観光スポットとして知られている。近年ではカワウのコロニーが激増し、日本最大級の営巣地にまで肥大。糞による樹木の枯死などが大きな問題となっている。

建築や環境デザインなどを学ぶ参加学生約50人は、8つのグループにわかれ、「琵琶湖の自然環境をサスティナブルなものにする」というキーワードのもと、7月ごろから課題に取り組んでおり、9月上旬には合宿しながら原寸模型が制作される。

建築学生ワークショップ滋賀2011 04

建築学生ワークショップ滋賀2011 06

9月11日(日)に一般のひとも招いて開かれる公開プレゼンテーションでは、長浜港から出発した琵琶湖汽船で、竹生島を訪れ、作品を視察。大津港に向かう船上で、活躍中の建築家や建築評論家、構造家ら8人が審査員となり、作品が講評されるという。

大学や専攻、年齢も異なる学生たちが歴史的な背景をもつ竹生島の環境に触発され、豊かな発想のもと実現させる建築空間。あたらしい才能と自然、歴史が融合する瞬間を直接見ることができる機会となりそうだ。

「建築学生ワークショップ滋賀2011」公開プレゼンテーション
www.aaf.khaa.jp/workshop/
日程│9月11日(日)
集合場所│長浜港
滋賀県長浜市港町
集合時間│9:30
定員│300人(当日受付・先着順)
参加費│無料

NPO法人アートアンドアーキテクトフェスタ
Tel. 075-200-3106
aaf@khaa.jp

           
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