LOUNGE /
MUSIC
2015年4月27日
kizunaworld.org|最新作は奈良美智氏の映像作品
Kizunaworld.org
最新作は奈良美智氏の映像作品
坂本龍一氏が中心となってはじまった、アーティスト作品で繋がる参加型の東日本大地震被災地支援プロジェクト「kizunaworld.org」(キズナワールド・ドット・オルグ)。発足以来、世界中からぞくぞくとアーティストが参加しているが、このたびあらたに提供された作品は、美術家 奈良美智氏による映像作品だ。10月11日、公開された。
Text by OPENERS
奈良作品の癒しが、kizunaworldに
kizunaworld.orgは、坂本龍一氏とメディアプロデューサー平野友康が発起人となり、プロジェクトに賛同するアーティストたちが作品を提供、作品に対する寄付を募ることで被災地への支援の輪を継続的に広めていくことを目的としている。
今回追加された映像作品は、奈良美智氏が作品を手がけるスタジオでの制作風景と作品群を映像に取りまとめたもの。「淡々と過ぎてゆく日常の断片は、こうして見てみるとかけがえのない幸せな時間なのだと実感している」と奈良氏本人はコメントを寄せた。世界的に支持を集める奈良氏のこの作品は、kizunaworld.orgで寄付することでダウンロード可能になる。
kizunaworld.orgでは、集まった寄付金を、被災地で「いま必要な5つの支援」として、《医療》《こども》《食料》《住宅》《エネルギー》にかかわる5つの任意の団体へ均等に寄付しており、10月1日より、《こども》の分野の寄付先を、“音楽と楽器の力で、こどもたちに笑顔を。”をスローガンに掲げ設立された「こどもの音楽再生基金」へ変更。このプロジェクトは震災で演奏を楽しむ機会を失った子どものため、被災地の教育機関に対し、壊れてしまった数多くの楽器備品の補修、修理への支援をおこなっている。