MUSIC|須永辰緒のライフワーク最新作『Vee Jayの夜ジャズ』
LOUNGE / MUSIC
2015年1月6日

MUSIC|須永辰緒のライフワーク最新作『Vee Jayの夜ジャズ』

MUSIC|須永辰緒のライフワーク最新作

アメリカのレーベル「Vee-Jay」にスポットを当てた「夜ジャズ」

DJ須永辰緒氏のライフワークともいえるコンピレーション・シリーズのCD「夜ジャズ」から新作『Vee Jayの夜ジャズ』が到着! 今回はアメリカのジャズレーベル「Vee-Jay」をフューチャーし、硬派につやかかに秋の夜長を楽しむことができる1枚だ。

Text by YANAKA Tomomi

夜をときめかせるアーカイブ

“レコード番長”の異名を取る須永辰緒氏。彼のライフワークともなっている「夜ジャズ」の最新版は、1950年代末から1960年代にかけてジャズ作品をリリースしてきた「Vee-Jay」にスポットを当てたものだ。

CDには、ジャズピアニストのウィントン・ケリーの『オン・ステージ』やサックスプレイヤー、エディ・ハリスの『スパルタカス』、ジャズベーシスト、ポール・チェンバースの『モップ・シュー・ブルース』など、「Vee-Jay」から出された往年の名曲13曲が収録された。

「どこか曖昧模糊とした『Vee-Jay』というレーベルのジャズ作品を、一つ筋のとおったものと認識できるのではないか」と提案した須永氏。「名作『EXODUS』の甘く美しく切ない、つまりブルージーに咆哮するエディ・ハリスのサックスはVee-Jayレーベルのサウンドロゴにして、夜ジャズの原点。シカゴにはこんな夜をときめかせるアーカイブがたくさん残っていました」とコメント。

夜の帳が降りた時間から、深夜をとうに過ぎた時間まで。移ろいながらもいくつかの山場がある夜のような「Vee-Jay」の世界をぜひご堪能あれ。

『Vee Jayの夜ジャズ』
Compiled by Tatsuo Sunaga
1980円(VICJ-61673)
2012年9月19日(水)発売
ビクターエンタテインメント

           
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