kizunaworld.org|アトム・ハート氏の楽曲「Sunshine Mandala」など3作品をあらたに追加
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アトム・ハート氏の楽曲など3作品をあらたに追加
チャリティの音楽や写真などをつうじて東日本大震災の被災地の復旧・復興を支援する「kizunaworld.org」プロジェクトに、あらたに音楽と写真の3作品が追加された。
文=谷中朋未
作品の充実により広がる支援
「kizunaworld.org」は坂本龍一氏とメディアクリエイターの平野友康氏が今年4月に立ち上げたプロジェクト。寄付をすると、プロジェクトの趣旨に共鳴したアーティストから提供された作品をダウンロードできるという仕組みで、現在は、今回発表された3作品をふくめ、計11作品が公開されるまでに成長した。
第5弾となる今回は、ラテン音楽と電子音楽を取り合わせた実験的な作品を発表し、YMOをはじめさまざまなアーティストとのコラボレーション経験も豊富なアトム・ハート氏が作曲した「Sunshine Mandala」や、サンフランシスコを拠点に活躍する写真家・映像作家のアンドリュー・ペイトナー氏の写真「Environments」を追加。
さらに、若手でありながら独自の道を切り開いたアーティストとして世界的な評価を受けるオラファー・アーナルズ氏と、アイルランドのバンド「エージェント・フレスコ」のリードヴォーカルで、シンガーソングライターでもあるアーノアー・ダン・アーナーソン氏とのコラボレーションによる書き下ろしの楽曲「Old Skin」も発表された。
募金は日本円のほか、米ドルでも受けつけており、米ドルの場合は1口$10から、PayPalでの決済のみを受けつける。また、寄付された人数と金額はホームページで公開されている。
また、国境なき医師団を寄付先のひとつとして選んでいたが、今回からこれをこころのケアを中心とした医療活動をおこなう国際NGO「世界の医療団」へと変更した。現在の被災地に求められる状況と支援活動の内容からの変更だという。
どの作品も独自の世界観をもち、被災者への想いが詰まったものばかり。ぜひ、寄付をして気になる作品をダウンロードしてみてほしい。