MOVIE|長年連れ添った夫婦の“その後”を描いた人間ドラマ『ウィークエンドはパリで』
MOVIE|『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッシェル監督最新作
長年連れ添った夫婦の“その後”を描いた人間ドラマ『ウィークエンドはパリで』
『ノッティングヒルの恋人』のロジャー・ミッシェル監督が描き出す、結婚30周年を迎えた熟年夫婦の危機と深い愛情の物語『ウィークエンドはパリで』が9月20日(土)より全国順次ロードショーされる。
Text by KUROMIYA Yuzu
日常から離れた旅先で気づく、大切な人の存在と幸せ
結婚30年目を記念して思い出のパリへとやってきた夫婦が、ひょんなことからお互いが抱えていた不満をぶつけ合いながらも、やがて固い絆と愛情を確認しあう姿を描きだす『ウィークエンドはパリで』。監督を務めたロジャー・ミッシェルは、「どうすれば夫婦の絆を深めながら人生を豊かにできるか」という男女の永遠のテーマを題材にした映画を作りたいと、温めつづけてきたという。
名優ジム・ブロードベントと『トスカーナの休日』のリンゼイ・ダンカンが熟年夫婦を熱演。ニックの大学時代の友人モーガンにはジェフ・ゴールドブラムを配役。長年連れ添った夫婦ならではのユーモラスで軽妙な会話劇はもちろん、エッフェル塔、凱旋門などふたりが歩き回るパリの街並みにも魅了される。
長年の想いを打ち明けたあと、ふたりが見つめた未来とは
30年目の結婚記念日を祝うため、かつて新婚旅行で訪れたパリへやって来たイギリス人夫婦のニックとメグ。凱旋門や美術館を巡り、フランス料理にワインと、旅を満喫しようとするが、“大学からクビを宣告された”というニックの告白をきっかけに、長年抱え込んできた不満を互いにぶつけはじめる。
そんなとき、街で偶然、ニックの大学時代の友人モーガンと再会。人気作家として名誉と富を手にした彼の出版記念パーティーに招待され、懐かしさと劣等感に引き裂かれるニック。出席者たちの前で、メグが明かした夫への“本当の想い”とは──。
『ウィークエンドはパリで』
9月20日(土)より全国順次ロードショー
監督|ロジャー・ミッシェル
出演|ジム・ブロードベント、リンゼイ・ダンカン、ジェフ・ゴールドブラム
配給|キノフィルムズ
2013年/イギリス/93分/PG-12/原題『LE WEEK-END』
http://paris-weekend.com
© 2013 Free Range Films Limited/ The British Film Institute / Curzon Film Rights 2 and Channel Four Television Corporation.