MOVIE|私たちの常識を“超越”した近未来サスペンス『トランセンデンス』
MOVIE|私たちの常識を“超越”した近未来サスペンス
ジョニー・デップ主演『トランセンデンス』
『ダークナイト』『インセプション』の監督、クリストファー・ノーラン。そんな彼が製作総指揮を執り、主演にジョニー・デップを迎えたSF大作『トランセンデンス』が、6月28日(土)より全国公開される。
Text by YANAKA Tomomi
メガホンを取ったのは『インセプション』の撮影監督、ウォーリー・フィスター
すべての情報がコンピューター化された壮大なる想像世界。それが“超越”を意味する映画『トランセンデンス』の舞台だ。圧倒的な映像美を作り上げ、アカデミー賞撮影賞など4部門を受賞した『インセプション』で撮影監督を務めていたウォーリー・フィスター監督が、SF映画に一石を投じるような作品を生み出した。
主演はその独特のオーラで多くの人を魅了するとともに、数々のユニークなキャラクターを演じてきたジョニー・デップ。今回はコンピューターにアップロードされてしまった科学者、ウィルを演じる。彼ならではの演技で、近未来の世界にさらなるリアリティを生み出した。
またウィルの恩師である科学者ジョセフには、モーガン・フリーマン。ウィルの妻エヴリンは、『それでも恋するバルセロナ』に出演し、いまやハリウッドでもっとも注目を集める若手女優へと成長したレベッカ・ホールが演じるなど、実力派が脇を固める。
意識だけコンピューターにアップロードされた科学者ウィル
ウィルは人工知能を研究開発する科学者。しかし、ある日彼は、反テクノロジーの過激組織「RIFT」の銃弾に倒れてしまう。そして死の間際、ウィルの妻でおなじく科学者のエヴリンは彼の頭脳を、ウィルが研究していた人工知能へとアップロードするのだった。
コンピューターのなかで生きはじめ、意識だけの存在となった“ウィル”。彼はオンラインにつながると軍事機密や金融、政治から個人情報、再生医療まで、世界中のありとあらゆる情報と技術を手に入れ、超高速の処理能力で化学反応を引き起こし、人類では想像できない進化をはじめ――。
私たちの常識を“超越”した近未来サスペンス『トランセンデンス』。これまでにない、あたらしいSFの世界の扉がいま開かれる。
『トランセンデンス』
6月28日(土)より全国ロードショー
監督│ウォーリー・フィスター
出演│ジョニー・デップ、モーガン・フリーマン、ポール・ベタニー、キリアン・マーフィー
配給│ポニー・キャニオン/松竹
2014年/アメリカ/119分
http://transcendence.jp
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