MOVIE│異なる環境を生きながら、夢を追う6人の子どもたちのドキュメンタリー『ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!』
LOUNGE / MOVIE
2015年5月13日

MOVIE│異なる環境を生きながら、夢を追う6人の子どもたちのドキュメンタリー『ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!』

MOVIE│試写会に5組10名様をご招待

異なる環境を生きながら、夢を追う6人の子どもたち

ドキュメンタリー『ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!』

未来のバレエダンサーを夢見て、世界中から子どもたちが参加するコンクール。予選を勝ち抜いた6人の子どもたちを追ったドキュメンタリー『ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!』が12月からBunkamuraル・シネマなどでロードショーされる。それに先立ち、OPENERSでは11月15日(木)に開催される試写会に5組10名様をご招待する。

Text by YANAKA Tomomi

初監督作品にして、トロント国際映画祭などで高評価

ローザンヌ国際バレエコンクールと並ぶ世界最高峰のバレエコンクール、ユース・アメリカ・グランプリ(YAGP)。毎年ニューヨークで開催され、世界中から9歳から19歳までの5000人を超える応募者のうち最終選考に残るのは300人のみという狭き門だ。

本作の主人公は、入賞すれば世界の名門スクールへの奨学金や、バレエ団への入団が約束されるというバレエダンサーの登竜門、YAGP2010年で最終審査に残った6人の子どもたち。厳しい練習に耐え、それでも「踊ることが大好き」と目をきらきらさせるダンサーの卵が情熱を燃やし、夢に向かう姿をつぶさに記録した。

『ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ! 02

『ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ! 04

製作・監督・編集を手がけたのは、これがデビュー作となるベス・カーグマン。ジャーナリスト出身の彼女自身も、バレエに情熱を傾けていた。子どもたちの心を理解できる彼女は2年をかけて撮影、編集を敢行。初監督ながら昨年のトロント国際映画祭でドキュメンタリー部門観客賞を受賞したほか、多数の賞を受賞している。

浮き彫りになる家族のドラマ

映画に登場するのは、両親を内戦で亡くし、アメリカ人の夫婦に養女になったシエラレオネ生まれの少女ミケーラや、コロンビアから単身渡米してきた16歳の少年ジョアン、カリフォルニアに住む日英のハーフ12歳のミコと、その弟で10歳のジュールズら、異なる境遇を生きながら夢をかなえるために自分を限界まで追い込む、6人の子どもたち。

カメラは子どもたちひとりひとりのキャラクターと家族のドラマを浮き彫りにするとともに、コンクールの裏側にまで潜入、オーディションの緊張感も余すことなくカメラに収められた。

バレエという究極の美が与える、夢の力。あくなき情熱をめぐる家族の物語。それは決してバレエをしている彼らだけのものではなく、私たちすべてに生きる意味をも教えてくれている。

『ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ! 03

『ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!』
試写会に5組10名様をご招待

日程|11月15日(木)
時間|18:30開場/19:00開演
会場|なかのZEROホール
東京都中野区中野2-9-7

応募締切|10月31日(水/午後12時)まで

応募は終了しました。
たくさんのご応募ありがとうございました。

※当選された方には当選通知メールをお送りします。当選された方は、件名はそのまま、必要事項を明記のうえご返信ください。なお、ご返信期限が過ぎた場合、無効となりますのでご注意ください。

『ファースト・ポジション 夢に向かって踊れ!』
監督・製作・編集│ベス・カーグマン
配給│セテラ/ミモザフィルムズ
2011年/アメリカ/94分
© First Position Films LLC

           
Photo Gallery