港のある日常「横浜」を味わい尽くす厳選9スポット|TRAVEL
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2024年3月7日

港のある日常「横浜」を味わい尽くす厳選9スポット|TRAVEL

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TRAVEL|横浜

新しさのなかに歴史と文化が息づく「横浜」で時を過ごす

地元でのんびり休日を過ごしたいけれど、都会の刺激や便利さは失いたくない。そんな若いカップルや子育て中の共働き世代に「横浜」での生活が注目を集めている。「SUUMO 住みたい街(駅)ランキング首都圏版」において6年連続で1位を獲得していることからも、その人気ぶりがわかる。

ここでは、横浜に暮らす人たちが「ちょっぴりいい日常」を過ごしたいときにセレクトしているお店を、散歩コースとして時間軸で紹介。東京では味わえない港のある風景、歴史ある建物、そして近代的なエリアが混在する「港のある日常 横浜」の魅力を感じてほしい。

Text by TOMIYAMA Eizaburo

【みなとみらい 11:30 / Trattoria Tabulé(トラットリア タブレ)】
話題の中東イタリアンで のんびりランチ

みなとみらいエリアの新商業施設「LIVING TOWNみなとみらい」にて、2023年10月にオープンした新スポット。ここは、ミシュラン掲載店を複数運営する2人のオーナーシェフ(奥野義幸氏/米澤文雄氏)が、今までにない新しいジャンルを提供したいという思いからスタートしたお店だ。それが中東イタリアンという新スタイル。
イタリアンをベースにしながらも、中東ならではのスパイスやハーブなどを加えることで、これまでにない複雑な味わいを提供。どのメニューにも気なるワードが散らばっており、未体験の味を想像するだけでワクワクし、目移りしてしまうのが唯一の難点。店内は中東をモダンに表現したしつらえで、目の前は中庭になっており、異国に旅をしているような気分が味わえる。
「カリフラワーのロースト 江戸前ハーブとくるみ ピーナッツバター&スパイスソース」。ステーキ感覚でいただくカリフラワー。カレー風味のピーナッツバターソースと共に、芯までほくほくと食べられる一品。
ランチコースの一例
Trattoria Tabulé(トラットリア タブレ)
住所|横浜市西区みなとみらい4丁目2-1 Living Townみなとみらい 1F
営業時間|11:30~15:00 (14:00 L.O)、17:30-22:30(フード21:00 L.O / ドリンク22:00 L.O)
定休日|水曜
https://tabelog.com/kanagawa/A1401/A140102/14092315/

【日本大通り 13:00 / GALERIE PARIS(ギャルリー・パリ)】
散歩の途中にお気に入りのアートを見つける

お腹が満たされたら、日本最古の鉄筋オフィスビル(旧横浜三井物産ビル)にあるギャラリーでアート探訪。「ギャルリー・パリ」は、現代美術のみならずファッション関連の個展も開催されているので、行くたびに新たな出会いがある。
横浜では2001年より3年に一度トリエンナーレを開催しており、今年はなんとその年。2024年3月15日(金)~6月9日(日)の期間は一帯がアートに包まれる。市民のアートへの関心も高まりを見せており「お気に入りのアートを買う」という行為も徐々にではあるが浸透してきているとか。いつもの休日、日本大通りを散歩して歴史あるビルにあるギャラリーでお気に入りを見つける。そんな時間も楽しい。
フランシス真悟・展示風景より
GALERIE PARIS(ギャルリー・パリ)
住所|横浜市中区日本大通14 横浜三井物産ビル1F
営業時間|要問い合わせ
定休日|不定休
http://www.galerieparis.net/

【日本大通り 13:45 / CAFE de la PRESSE(カフェドゥラプレス)】
1920年代のパリを擬似体験できるカフェでひと休み

ギャルリー・パリから道を挟んでお隣にある横浜情報文化センター(旧横浜商工奨励館)。1929年に建てられたビルを改修・増築して2000年に生まれ変わったスポットだ。その2階に、同センター内にある新聞博物館のミュージアムカフェとしてオープンした「カフェドゥラプレス」。
古典主義のスタイルの中にアール・デコの影響も見られる、1929年当時のデザインが生かされた内装に気分もUP。1920年代のパリで流行った、錫(スズ)製のカウンターをフランスから取り寄せるなど、細部にわたるこだわりを見ることができる。そんな空間にいるだけで優雅な気持ちになってくるから不思議だ。運営しているのは、1965年よりこの地で愛されてきた高級フレンチ料理店『アルテリーベ』。そのカフェ部門といえる同店では、リーズナブルに季節のスイーツやランチを味わうことができる。
CAFE de la PRESSE(カフェドゥラプレス)
住所|横浜市中区日本大通11 情報文化センター2F
営業時間|10:00~20:00 (19:30 L.O) ※ランチ11:30~14:00
定休日|月・火曜日
定休日|不定休
https://cafedelapresse.jp/

【日本大通り 15:00 / BLUFF BAKERY(ブラフベーカリー)日本大通り店】
美味しいパン屋さんのある街に魅かれる

カフェドゥラプレスから徒歩約5分。パン職人の4代目という家庭で育ち、世田谷区三宿の「ブーランジェリーラ・テール」などで修行した榮徳剛さんが2010年に元町でスタートさせた「ブラフベーカリー」がある。今や横浜を代表するパン屋さんといえる存在だ。
日本大通り店は平日のみのオープン。サイズが大きめなニューヨークスタイルのパンは、商品ごとに国内外さまざまな小麦粉を使いわけられている。そのため、風合いや食感などがさまざまでどれも美味。ハード系のトラディショナルなものから、ベーグル、惣菜パンなど種類も豊富に揃う。通常の1.5斤分ある食パンはアプリから予約可能なのでぜひ味わってほしい。
BLUFF BAKERY(ブラフベーカリー)日本大通り店
住所|横浜市中区本町1-5
営業時間|11:00~20:00
定休日|土・日・祝
https://bluffbakery.com/

【山下公園通り 15:30 / 山下公園】
港の景色を眺めながら 頭を空っぽにするひととき

横浜を象徴する公園といえば、海に面して続く山下公園(ブラフベーカリーから徒歩約5分)。その眺望は何度訪れても飽きることはない。海に面してベンチが等間隔で置かれていおり、そこに座って海風に吹かれながら、遠くに行き交う船を眺めながらぼーっとする時間は最高だ。
公園内、海に向かって一番左側(最西端)にある「THE WHARF HOUSE YAMASHITA KOEN」では、カフェメニューや横浜のクラフトビールが味わえる。また、疲れを癒してくれる足湯テラスも。桜木町の観覧車から大さん橋、ベイブリッジ、氷川丸まで見渡せるパノラマビューのなか、足元からポカポカ、夏はひんやりと楽しめる極上スポットもおすすめ。
THE WHARF HOUSE YAMASHITA KOEN
住所|神奈川県横浜市中区山下町279
営業時間|9:00~17:00(カフェ)、17:00~22:00(レストラン)
https://wharfhouse-yokohama.zetton.co.jp/

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【新山下 17:00 / 横濱ワイナリー】
ホームパーティで振る舞いたい 本当に美味しい地元ワイン

山下公園の東端から徒歩約5分、釣り宿が並ぶ一角にある「横濱ワイナリー」。2017年より醸造を開始した都市型ワイナリーだ。長野県安曇野、青森、山形、岩手、福島といった日本産のぶどうを使用し、ブレンドせずにシングルで提供しているため品種の味わいをそのまま味わることができる。すべては無濾過で酸化防止剤も極力控えており(一部は不使用)、フルーティで華やか、それでいて辛口をベースとしているためすっきりと飲みやすい。
1時間1500円で、10~12種類のワインを飲み放題で楽しめる会も不定期で開催。また、事前予約をすればワインに合う食事も提供してくれる。完全予約制でワイナリー見学も可能。なお、ワインはオンラインショップでも購入することができる。
(左→右)
「スチューベン 2019」青森産のスチューベンを使用した、軽快で香り豊かな赤ワイン。じんわりと広がる渋みは肉料理に最適。
「海と山のコンチェルト 2022」長野県安曇野産のシャルドネを使用した、フルーティな香りとすっきりとした酸味で飲みやすい。
「まほろばの黄昏 2023」同醸造所の一番人気、山形産デラウェアを使用した優しい甘みと素材の味わいが感じられるオレンジワイン。
横濱ワイナリー
住所/横浜市中区新山下1丁目3-12
営業時間/平日14:00-:21:00 (購入・飲食ともに20:00 L.O)、土曜11:00-21:00(購入・飲食ともに20:00 L.O) 、日曜・祝日11:00-18:00 ※祝日を除く火・水・木曜は完全予約制
https://yokohamawinery.com/
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【新山下 18:30 / Re:Journal(リ ジャーナル)】
港の夜景を眺めながら 感動の一皿に出会う

横濱ワイナリーで試飲を楽しみ、ほろ酔い気分で港湾エリアを約15分散歩すると現れる秘密スポット。かつて新山下の名所だった「タイクーン」の跡地に、2022年オープンした「 Re:Journal(リジャーナル)」だ。美しい景色を一望できるガラス張りはそのままに、海沿いのテラスが30席、店内はカウンター席を含む54席が用意されている。
ここは見た目にもわくわくするような、ひと手間を加えた創作イタリアンが楽しるラグジュアリーなレストラン。とはいえ、ロケーションやクオリティを加味するととてもリーズナブル。1~2ヶ月ごと変動するコース料理は、自家製フォカッチャから前菜、スープ、パスタ、魚料理、肉料理とどれも一級品。リザーブされるお皿は一品ごと驚きに満ちているので会話も弾む。
取材時のコース「Ricordo」は、ドルチェなど含むお料理7品とスパークリングワイン、コーヒーまたは紅茶が付く。その他、各種コースやアラカルトも用意されている。
夕暮れどきのマジックアワー、目の前に広がる海の景色を見ながらスパークリングを傾ければ、海外旅行に来ているかのような気分がお手軽に味わえてしまう。目の前に船着き場が用意されているため、クルーザーで気軽に来られるのも推しポイント。
Re:Journal(リ ジャーナル)
住所|横浜市中区新山下3-4-17
営業時間:|11:30~15:00(ランチ14:00 L.O)、17:00~22:00(ディナー21:00 L.O)
定休日|月曜日
https://rejournal.unicoffeeroastery.jp/

【海岸通り 21:00 / 大さん橋】
一日の締めくくりは 360°パノラマビューを満喫

もう少しだけ、夜風にあたりながら横浜での日常を味わいたい。そんなときはリジャーナルでタクシーを呼び、車で約10分。波や船をイメージしたフォルムと、木材を基調とした空間が美しい「大さん橋 国際客船ターミナル」へ向かいたい。
ウッドデッキの屋上広場からは、横浜の主要スポットを360°パノラマで眺望することができる。「関東の富士見百景」に選ばれたこともあり、撮影スポットとしても人気が高い場所。港の夜景が味わえるのも横浜ならではの「ちょっぴりいい日常」だ。
横浜港 大さん橋 国際客船ターミナル
住所|神奈川県横浜市中区海岸通1-1-4
営業時間|24時間(1F、屋上)、9:00~21:30(2F)
https://osanbashi.jp/
みなとみらいの造成や再開発により、古き良き伝統を内包しながらも、新たな挑戦を試みる人たちが増えてきた横浜。その大きなアドバンテージとなっているのが、港町ゆえの美しい景色。潮風や汽笛の声が忙しい日々を溶かし、ここにしかない「ちょっぴりいい日常」が流れていく。現在、横浜市では「だから横浜で暮らしたい」という移住サイトも開設中。港のある日常を味わい尽くしたくなったら、ぜひアクセスしてみてほしい。
                      
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