【参加者求む】北海道・上川町が事業を起こしたい人を募集「上川町やってみよっ課」|LOUNGE
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2023年8月16日

【参加者求む】北海道・上川町が事業を起こしたい人を募集「上川町やってみよっ課」|LOUNGE

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LOUNGE|【参加者求む】北海道・上川町が事業を起こしたい人を募集「上川町やってみよっ課」

上川町がイノベーション起点に

全国に数ある自治体はそれぞれが何らかの地域課題を抱えている。人口減による他地域からの住民確保、観光客の誘致、役場内のDX化など多岐にわたる。そうした地域課題に対し、通常は役場や町内事業者の力で解決しようとするのが普通だが、北海道上川町では、他地域を含めた官民連携のまちづくりに力を入れている。そしてこの度、実践型事業開発塾を立ち上げ、その発足を発表するイベントを8月8日に都内イベントスペースにて行った。

北海道上川町とは

上川町は北海道のほぼ中心に位置し、旭川空港からは車で1時間ほどの場所にある。
町内には、日本最大の山岳自然公園「大雪山国立公園」や北海道有数の温泉「層雲峡温泉」といった観光資源があり、年間の観光客は約185万人。最も多い時には300万人にも達した観光業の町である。
しかし、この町は問題を抱えている。それは人口問題だ。
2022年時点の人口は3,261人であり、年々人口規模が小さくなっている。町は移住施策
や、企業と連携協定を結ぶなどして、人口減少の歯止めや、人的リソース不足など地域課題解決に向けた取り組みを実施してきた。
その結果、一定の成果をあげることに成功。これまでの取り組みは、国の「令和4年度ふるさとづくり大賞」を受賞している。
そんな上川町が、さらなる地域課題解決に向けて始動させたのが、実践型事業開発塾「上川町やってみよっ課」だ。
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【誰でも応募可能】実践型事業開発塾「上川町やってみよっ課」とは

上川町やってみよっ課は、上川町で事業を起こしたいという人材とアイディアを募集する取り組みだ。
実践型事業開発塾という名の通り、事業を実際に行うことを想定している。
こちらがスケジュールだ。
応募に当たり、国籍、年齢、性別、居住地は問わない。
つまり、上川町で事業を起こしたいという想いさえあれば、誰でも応募することができるのである。また、事業を実施することになれば、必要な予算を町が支援してくれ、実施者には町からサポート職員も付く。
会社をやりたいが資金がない、人脈がないといった理由で、自分の一歩を踏み出せずにいる者にとって、これがチャンスであることは間違いない。
一つ条件があるとすれば、発案する事業アイディアが、上川町の地域課題を解決できるものであるかということ。
上記が今回の「上川町やってみよっ課」で取り組みたい地域課題だ。
この内容に合う事業を考案し応募。その後、町の視察などに参加しながら具体化し、最終的に採用されれば、応募者が事業主体となって、実際に上川町で事業を起こすことになる。
各事業の実施にあたっては町の担当者がサポートに付くと説明したが、それだけではない。事業内容次第では、上川町がこれまでに締結してきた連携企業の知見やノウハウも頼ることができる。
ここからは、イベントに登壇した連携企業が、これまでに上川町で行ってきた取り組みを簡単にではあるが紹介する。

上川町連携企業とのこれまでの取り組み

株式会社ユーザベース 小田切様
NewsPicksを運営する株式会社ユーザーベースでは、全国のピッカー(NewsPicks読者)と地域の共創を目指し、2022年に「KAMIKAWA GX LAB」を立ち上げた。
共創コミュニティメンバーによるオンライン会や交流会、経営者層を対象とした現地モニターツアーなどを実施、その内容をNewsPicksのコンテンツとして発信してきた。
本年度から来年度にかけては「町の仕事をつくる。」をテーマとした新プロジェクトが間もなく始動予定だという。(2023年8月25日始動予定)
株式会社グッドパッチ 米田様
デザイン会社の株式会社グッドパッチでは、昨年役場職員に向けたワークショップや町のリサーチ活動を実施。さらには地域活性化起業人として、登壇者の米田さんが実際に上川町に移り住み、グッドパッチで培ったスキルを生かしながら上川町役場の業務も担っている。
来年度は現地でのリサーチ結果を踏まえた施策実施に向けて本格稼働予定だそうで、そのパイロット企画として、今年都内企業の社員研修を上川町にて実施した。
クラブツーリズム株式会社 阿部様
旅行会社、クラブツーリズム株式会社では、テレビで観た内容を実際に旅することができるという旅番組にて上川町を紹介、放送した。また、上川町の「日本一早い紅葉」や「寒さ」に着目して、北海道・上川町らしい世界を楽しむツアーなども立ち上げている。
登壇した阿部さんも地域活性化起業人として、2年にわたり上川町に住んでおり、そこで、町の働き手不足を実感したという。この地域課題に対して、働き手不足を観光客に解決させるという、新しいアプローチでツアーを立案。現在、長期滞在ツアーとして実証実験を進めているという。

エントリーは8月末まで、早ければ来年度より事業実施

上川町はもちろんのこと、町と連携している企業も自社の強みを生かした地域課題の解決を進めている。
このチームの一員となる人材を「上川町やってみよ課」として募集しているのだ。
エントリーの締め切りは8月末までとなっており、そこで審査を通過した方は10月後半にキックオフイベント。その後、現地視察(※現地までの交通費のみ自己負担)を行い、今年度中に事業内容を固める。
そして早ければ、来年度より事業が実施される。興味のある方はエントリーだけでもしてみると良いだろう。
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町単体、町と企業だけで、地域課題を解決していくのは難しい。多様な才能を持った人間一人ひとりの力が必要なのである。
もしかしたら、あなたがこの町を変えることになるかもしれない。
                      
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