山形発、ニュージーランドのブルワリー・ワイナリーとコラボレーションしたワイン|EAT
LOUNGE / EAT
2019年8月5日

山形発、ニュージーランドのブルワリー・ワイナリーとコラボレーションしたワイン|EAT

EAT|伝統的な醸造技術を用いたこだわりの醸造

ニュージーランドと日本のクラフツマンシップ宿る「NANYO POP 2018」

山形県のワイナリー、「グレープリパブリック」がニュージーランドのワイナリーとブルワリーと協力して造り上げたワイン「NANYO POP 2018」がリリース。県内で収穫した葡萄を使ったこだわりのワインに仕上がっている。

Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)

揮発酸と果実味のバランスが魅力

山形県南陽市を拠点とするワイナリー「グレープリパブリック」(GRAPE REPUBLIC)と、ニュージーランドのブルワリー「ガレージ・プロジェクト」(Garage Project)代表ジョッシュ・ラッフェル氏、そしてニュージーランドのワイナリー「DON&KINDELI」(ドンアンドキンデリ)が協力して作り上げたワイン「NANYO POP 2018」がリリースされた。
「ガレージ・プロジェクト」は、2011年にニュージーランドで創業、短期間で成長を遂げ、各国で高い評価を得ているブルワリーだ。IPA、スタウト、ピルスナーといったスタンダードなビールを手がけるほか、さまざまな食材を用いたラガー、ダークエール、レッドアンバーなど、幅広いビールを造っている。
3者のコラボレーションによって造られたワインが「NANYO POP」(南陽ポップ)だ。比較的新しい品種の葡萄を選び、伝統的な醸造技術とアンフォラで発酵されることで、他に類をみない刺激的なワインが出来上がった。
使われている葡萄は、山形県南陽市と高畠町のものを使用。半量は全房発酵、もう半量は除梗しその内およそ70パーセントは古樽、30パーセントはステンレスタンクで発酵させている。
その後18日間のスキンファーメントを経て、優しくプレス。その結果揮発酸と果実味のバランスが取れた刺激的なワインが生まれるのだ。
今回のコラボレーションにあたりジョシュ・ラッフェル氏は「グレープリパブリックを最初に知ったのは、カズ(グレープリパブリック代表・藤巻一臣氏)や、ハル(グレープリパブリック・矢野陽之)が、ニュージーランドでキンデリとガレージ・ロジェクトの葡萄収穫時の破砕作業を手伝ってくれた時でした。そして、私が旅行で日本へ行き、グレープリパブリックで2人に再会できた際に、それに興奮して学んだことが切っ掛けで今回のコラボレーションが実現しました。このコラボレーションは、様々なワインの産地に対する認識を高めるための優れた方法であるとも考えています。」とコメントした。
NANYO POP 2018
内容|
ロザリオビアンコ(山形県南陽市産)40パーセント
ネオマスカット(山形県南陽市産)41パーセント
ナイアガラ(山形県南陽市産)15パーセント
デラウェア(山形県南陽市産)4パーセント
内容量|750ml
度数|10.5パーセント
価格|3600円(税別)
問い合わせ先

グレープリパブリック
https://grape-republic.com/

                      
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