EAT|ブルックリンで唯一のタフィーメーカー「ソルティロード」
EAT|人工香料・着色料不使用、味わい豊かなタフィーに全米絶賛
ブルックリンで唯一のタフィーメーカー「ソルティロード」
ナチュラルで上質な原料にこだわった、ニューヨーク・ブルックリン発のタフィーメーカー「ソルティロード」。アメリカ東海岸の“ご当地スイーツ”として知られるソルトウォータータフィーをモダンにアレンジ。人工香料・着色料不使用、ミルクシェイクのような深い味わいで全米のタフィー好きを魅了している。
Text by KUROMIYA Yuzu
モダンな感性が光る多彩なフレーバーにも注目
「ソルティロード」を手がけているのは、タフィー作りが大好きというマリッサとアシスタントのキャロライン。もともとキャンディーメーカーで働いていたマリッサの、「自分の手で本当に上質なソルトウォータータフィーを作ってみたい!」という想いから2011年にブランドを設立した。
手でこね伸ばす、力とテクニックのいる昔ながらのハンドメイドの製法を一から学んだマリッサは、通常の“ソルトウォータータフィー”とは異なる本当の“ソルト”フレークを入れるレシピを思いつく。
そしてナチュラルで上質な原料にこだわり、人工香料や着色料は使用しないという信念のもと何度も研究を重ねた結果、本物のバニラビーンズをローストしたバニラパウダーやフルーツピューレを使用することで、ほかにはない豊かな風味を生み出すことに成功。程よい甘さと絶妙な塩気が奏でる豊かなコク、まるでミルクシェイクのような味わいをもつタフィーはたちまち話題となり、ブルックリンだけでなく、各州のグルメ、ギフト、セレクトショップなどでも取り扱われるほど大人気アイテムとなった。
当初はすべての工程を手作業で生産していたが重要に供給が追い付かず、最終的にクラウドファンディングサイト「キックスターター」を通じて生地をこねるマシンとラッピングマシンの購入資金を募集。見事プロジェクトは成功し、現在は少量生産ながらもブルックリンに小さなファクトリーを構えている。
「ソルティロード」のタフィーは丁寧な生産工程はもちろん、多彩なフレーバーを数多く揃えているのも人気の秘訣。シンプルなレシピからは想像もつかないほど味わい深い「シーソルト キャラメル」や、濃厚でクリーミーな「バニラ」をはじめ、マンゴーラッシーをそのままタフィーにした「ソルテッド マンゴーラッシー」、隠し味にアップルサイダーゼリーを使用した季節限定フレーバー「ソルティーキャラメルアップル」などをラインナップ。若い女性ふたりならではの感性が光るタフィーに注目したい。