151E|九州7県のお茶と和菓子のセレクトショップ
151E|イチゴイチエ
九州7県、県別で選ぶ楽しみ
お茶と和菓子のセレクトショップ「151E(イチゴイチエ)」オープン
福岡・警固の上人橋通りに、九州7県で生産された選りすぐりの茶葉(日本茶・和紅茶・ほうじ茶)と、お茶をよりおいしくするお菓子を厳選したセレクトショップ「151E(イチゴイチエ)」がオープンした。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by YAMAMOTO Ikunori
九州の日本茶をさまざまな角度から楽しめる
茶道に由来する“一期一会”の精神から命名された九州のお茶のセレクトショップ「151E(イチゴイチエ)」。全国生産量2位の鹿児島をはじめ、九州7県のお茶が揃う。
日本茶鑑定士の山科康也氏が、八女(福岡)、嬉野(佐賀)、世知原(長崎)、岳間(熊本)、豊後大野(大分)、高千穂(宮崎)、知覧(鹿児島)から良質な製品をセレクト。煎茶や深蒸し茶、釜炒り茶など、異なる製法で作られた個性豊かなお茶がラインナップしている。
また、お茶請けとなる和菓子は、九州7県のかりんとうをはじめ、生クリーム(福岡)、蓮根(佐賀)、ジャガイモ(長崎)、栗(熊本)、柚子胡椒(大分)、キンカン(宮崎)、紫芋(鹿児島)などの素材を使った郷土菓子が揃う。また茶器では、デザイナー柳原照弘氏による有田のあたらしい陶磁器ブランド「1616 Arita Japan」のエスプレッソカップやマグカップ、北欧生まれのお茶にまつわる道具など、日本茶の枠にとらわれないテーブルウェアをセレクトしている。
九州7つのお茶どころから、お茶のおもてなし
店内にならぶお茶やお菓子のパッケージは「151E」と各産地やメーカーとコラボしたオリジナルパッケージで統一。今までの日本茶にはないシンプルで斬新なパッケージとなっている。また、各県の色は九州各県の“県鳥”の色をモチーフとして作成され、151Eを象徴する色にもなっている。
<九州7県のお茶>
釜炒り茶の香ばしさと、緑茶がもつまろやかな味の深さをあわせもつ緑茶、佐賀 嬉野茶「玉緑茶」
恵み豊かな豊後の山間で、日光を十二分に浴びた露地仕上げの緑茶、大分 豊後大野茶「煎茶」
甘い香りと上品な口当たりで、スッキリとした味のなかにも旨味が残る上質な緑茶、福岡 八女茶「煎茶」
玉露製法を生かし作られた緑茶で、煎茶とおなじいれ方で最高峰の味が楽しめる冠茶、福岡 八女茶「冠茶」
茶葉がもつ上質の香りを生かしつつ、苦味・渋味・甘味のバランスがとれたお茶、長崎 世知原茶「玉緑茶」
知覧の広大な茶畑の上を吹き抜ける、風のように爽やかなお茶、鹿児島 知覧茶「深蒸し茶」
霧深い山麓で少量ずつ手をかけ、高温の鉄鍋で炒り作られた昔ながらの釜炒り茶、宮崎 高千穂茶「釜炒り茶」
日当たりの良い山間に点在する茶園で恵まれた自然を一杯に受け育った岳間の緑茶、熊本 岳間茶「玉緑茶」
日本のお茶の品種を使い、国内で生産・製造された鹿児島 屋久島茶「和紅茶」
有明の茶畑で丹念に育成され、秋摘みの番茶、鹿児島 志布志茶「秋番茶」
こだわりの有機栽培茶園のお茶を独自の製法で火入れ、香ばしく味わい深い福岡 八女茶「有機焙じ茶」