EAT|大自然が育んだ極上ワイン「クラウディー ベイ ソーヴィニヨン ブラン 2012」|クラウディー ベイ
Cloudy Bay|クラウディー ベイ
EAT|ニュージーランドの大自然が育んだ極上ワイン
待望の新作「クラウディー ベイ ソーヴィニヨン ブラン 2012」誕生
ニュージーランドの大自然が育んだワイン。それが、ニュージーランドワインの名を世界中に広めるきっかけをつくったワイナリー、クラウディー ベイだ。そのピュアで果実味あふれる味わいは、ともすれば難解なものになりがちなワインの世界を、より自由で、冒険心をかきたてる世界へと解き放ってくれる。
Text by TANAKA Junko (OPENERS)
世界のワイン通をうならせてきたクラウディー ベイの実力
冷涼な気候ながらニュージーランド随一の日照時間を誇る、南島の北端、マールボロのワイラウ・ヴァレー。ここにクラウディー ベイの土壌である、140ヘクタールの自社所有畑と長期契約を結んでいる5つの栽培農家がある。主要品種はソーヴィニヨン ブラン、シャルドネ、ピノ ノワール。ほかに少量のゲヴルツトラミネールとリースリングも栽培している。
ラインナップに名を連ねる、骨格のしっかりしたエレガントな味わいの「シャルドネ」、なめらかなタンニンが深みのある味わいを生む「ピノ ノワール」の魅力もさることながら、クラウディー ベイを語る上で欠かせないのは、やはり「ソーヴィニヨン ブラン」である。
麦わらがかった淡い緑の色合いに力強いアロマ。豊かな風味は、完熟トマトや摘みたてのバジル、赤スグリ、マンダリンオレンジ、レモンケーキをおもわせる。そこに清すがしい果実味が幾重にも重なって、最後には青リンゴのような爽やかな余韻がつづく。バランス感覚に優れたこのソーヴィニヨン ブランこそが、世界のワイン通をうならせてきたワインだ。
そんなクラウディー ベイのソーヴィニヨン ブランから、待望の新作「クラウディー ベイ ソーヴィニヨン ブラン 2012」が誕生した。太陽にそっぽを向かれ、収穫量が平年の75%に留まった今年。ブドウにとってはそれがプラスに働き、数が減った分、香りも味も凝縮された粒ができ上がったのだという。良質なブドウを生かすため、通常のステンレスタンクにくわえて、収穫したものの一部はフレンチオーク樽で発酵。果実味あふれる、すっきりとさわやかな酸味はそのままに、樽の発酵によってバランスのよい肉感がくわわった極上ワインに仕上がっている。
美食のトレジャーハンティング「フォラージュ」
ところで「フォラージュ」という言葉をご存じだろうか。フォラージュとは、食糧の確保、食探しなどを意味する言葉。ソーヴィニヨン ブランを愛する者にとっては、クラウディー ベイの故郷であるワイラウ・ヴァレー近くの土地から、ワインに合う食材を探し当てて調理するアクティビティーを意味する言葉でもある。マールボロの大自然を舞台に、年に一度おこなわれる美食のトレジャーハンティング──まさに、ひと口飲めば自由な世界へと私たちをいざなってくれる、ソーヴィニヨン ブランの味わいを体現したようなアクティビティーだ。
クラウディー ベイの造り手は毎年、ワイラウ・ヴァレーにゲストを招いてこのフォラージュを開催している。「ワインの真のおいしさを理解するには、そのワインが育った土地へ足を運べ」というわけだ。ゲストたちはグループごとに与えられた“トレジャー”を獲得するべく、漁に出かけたり、野菜や果物を採りに出かけたり、はたまた狩りに出かけたりと大自然のなかを駆け回る。そうして集まったトレジャーたちは、その日の夜に振る舞われるごちそうへと早変わりするのだ。
自然豊かなニュージーランドのなかでも、特に人の手があまりくわえられていないとされるクラウディー ベイの故郷。ここに匹敵する場所を、身近で見つけるのは難しいかもしれない。でもすこし工夫すれば、自分なりにフォラージュを楽しむ方法はいくらでもある。市場に行って、ソーヴィニヨン ブランに合う新鮮な魚介類を探したり、春になったら、山に入って山菜を探したりといった具合に。大切なのは冒険心を持って食探しの旅に出かけること。冒険を終えてテーブルについたとき、きっと気づくはずだ。ソーヴィニヨン ブランがひと味もふた味もおいしく感じるだけでなく、またあたらしい冒険に出かけたいと感じているあたらしい自分に。
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