EAT│日本の美意識が凝縮された小宇宙「BENTO」
LOUNGE / EAT
2015年5月28日

EAT│日本の美意識が凝縮された小宇宙「BENTO」

EAT|日本の美意識が凝縮された小宇宙「BENTO」

レシピを競うコンクールを開催

いまや、日本のみならず世界の共通語となりつつある「BENTO」。子どもの味覚教育に取り組む「味覚の一週間」実行委員会がそんなお弁当の魅力を再発見する「BENTOコンクール」を開催。9月1日(土)から30日(日)までの期間、一般から自慢のレシピを募集する。

Text by YANAKA Tomomi

優秀作品は、フランスのホームページにレシピを掲載

食文化を子どもたちに伝えるため1989年にフランスでスタートした「味覚の一週間」。日本でも昨年から本格的に活動がスタートし、今年も10月22日(月)から28日(日)まで展開される。

2011年度「味覚の授業」の風景

フランスでも同じく10月におこなわれる「味覚の一週間」の今年の全体のテーマはなんと「BENTO」。昨今、日本語の「弁当」を表す「BENTO」という言葉がそのまま世界に通用するようになり、食への関心が高いフランスでも辞書に掲載されるほど知られているという。

日本以外の国での携帯する食事は、日本の弁当とは異なり、ごくシンプルなものが一般的。それらと区別して海外で「BENTO」と呼ばれているものは、小さな箱のなかに季節感や山海の食材をバランスよく、彩り鮮やかに詰めたものを指しており、伝統的な盛り付けから“キャラ弁”まで、日本の美意識や文化が凝縮された小宇宙が世界中で話題を呼んでいるのだ。

BENTO|コンクール 05

BENTO審査員のひとり、料理研究家の藤野真紀子さん

今回、「味覚の一週間」のテーマが「BENTO」になったことに合わせて、日本でもコンクールを開催。「五味(塩味・酸味・苦味・甘み・旨味)をバランス良く味わえる、家族のためのBENTO」をテーマに9月1日(土)から30日(日)まで募集し「オテル・ドゥ・ミクニ」のシェフ三國清三さんや服部栄養専門学校の理事長、服部幸慶さん、料理研究家の藤野真紀子さんらが審査。優秀作品は、10月22日(月)から28日(日)にかけておこなわれる「味覚の一週間」の期間中、ホームページ上で発表されるという。

さらに、優秀作品は、フランス最大のレシピ投稿サイトや、料理ブログが大人気の料理ジャーナリスト、アンヌ・ラタイヤード氏のブログにもフランス語で掲載。自身のレシピを世界に発信するチャンスにもなる。


なお、BENTOコンクールへの応募方法などの詳細は、9月1日(土)にホームページ上で発表予定。日本でもブームの兆しをみせる「BENTO」。ぜひあなたも自慢のレシピを投稿してみては?

「味覚の一週間」事務局 BENTOコンクール担当

Tel.03-3402-5616

www.legout.jp

           
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