2025年注目のアート展 その1。新しい視座で魅せる個性派アーティスト3選

《イコンズ》 1990年 中村キース・ヘリング美術館蔵 Keith Haring Artwork ©Keith Haring Foundation

LOUNGE / ART
2025年2月26日

2025年注目のアート展 その1。新しい視座で魅せる個性派アーティスト3選

キース・ヘリングが残した普遍的なメッセージ

続いて茨城県近代美術館では「キース・へリング展 アートをストリートへ」(4月6日まで)が開催されている。
1980年代のニューヨークを舞台に、「アートはみんなのために」という信念のもと、地下鉄駅構内やストリートで表現活動を展開したへリング。アンディ・ウォーホルやジャン=ミシェル・バスキアらとともにカルチャーシーンをけん引し、シンプルな線による独特の表現スタイルは、日本を含む世界中で熱狂的に受け入れられた。
本展では、日本初公開となる貴重なドローイングを含む約150点を展示。幅6メートルに及ぶ「スウィート・サタデー・ナイト」のための舞台セットなど大作に加え、当時のアメリカや世界の世相を反映したメッセージ性の強いポスター作品も並び、エイズの合併症により31歳で早世したアーティストが遺した普遍的なメッセージを、現代の視点から読み解く機会となる。
37 件
                      
Photo Gallery