シャネル・ネクサス・ホール、展覧会図録デジタル版を公開|ART
LOUNGE / ART
2020年12月7日

シャネル・ネクサス・ホール、展覧会図録デジタル版を公開|ART

ART|会場限定の図録6冊をオンラインで公開

シャネル・ネクサス・ホールの展覧会アーカイブから、6冊の展示会図録を期間限定オンライン公開

2005年のオープン以来、シャネル・ネクサス・ホールでは、写真を中心にさまざまなアート作品の展覧会を開催し、会場での閲覧用として図録(非売品)を制作してきた。これらの中から、選りすぐった6冊の図録をデジタル版シリーズとして、2021年4月29日(木)まで期間限定公開が行われる。

Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi

多彩なアート作品を自宅から鑑賞できる貴重な機会

シャネル・ネクサス・ホールで過去に開催された展覧会にて、会場のみで公開されてきた6冊の図録デジタル版が、全6回のシリーズとして2020年11月より1カ月ごとに期間限定公開される。作品写真に加え、作家やキュレーターの寄稿文等、全ページが掲載され、オンラインで閲覧できる。
シリーズ第1弾となるのは、本年シャネル・ネクサス・ホール、そしてKYOTOGRAPHIE京都国際写真祭で開催された写真家、ピエール=エリィ ド ピブラックによる『In Situ』展の図録だ。神話的ともいえるダンサーたちの舞台裏や、荘厳なガルニエ宮の細部までを映し出した展示作品3部作が、12月10日(木)まで公開される。
続いて、12月11日(金)~2021年1月7日(木)には、イタリア出身の写真家、ティツィアーナ&ジャンニバルディッツォーネ夫妻が紡ぐ、伝統の技を伝える人たちの物語『TRANSMISSIONS people-to-people』展、2021年1月8日(金)~2月4日(木)には、フランスを代表する写真家レイモン ドゥ パルドンが東京オリンピック開催の1964年、そして2016年の東京をカメラに収めた作品「『DEPARDON / TOKYO 1964-2016』を公開する。
さらに、2021年2月5日(金)~3月4日(木)には、フランスの漫画バンド・デシネ界を代表し、現在の映像やコミックにおける表現に大きな影響を与えたビジュアルクリエイター、エンキ・ビラルの絵画作品を紹介する『INBOX HYBRIDIZATION (IN LOVE)』展も見逃せない。
2021年3月5日(金)~4月1日(木)には、福島原発事故により無人地帯となった被災地の状況を、ドキュメンタリーとアートの融合で表現した若手写真家ユニット、カルロスアイエスタ+ギョームブレッションによるシリーズ作品『Retrace our Steps-ある日人々が消えた街』展を、そしてフィナーレは、世界の第一線で活躍し続ける女性写真家サラ ムーンが“時の流れ”をテーマに自らセレクトした作品群『D’un jour à l’autre巡りゆく日々』展が公開される。かつて展覧会を訪れた人にも、そうでない人にも、作家の寄稿文やキュレーターの解説とともに、多彩なアート作品をゆっくりと閲覧できる機会となるだろう。

シャネル・ネクサス・ホール展覧会図録デジタル版公開

© CHANEL
  • 2020年11月12日(木)~ 12月10日(木)
  • 『In Situ』ピエール=エリィ ド ピブラック展
© CHANEL
  • 2020年12月11日(金)~ 2021年1月7日(木)
  • 『TRANSMISSIONS people to people』ティツィアーナ&ジャンニ バルディッツォーネ展
© CHANEL
  • 2021年1月8日(金)~2月4日(木)
  • 『DEPARDON / TOKYO 1964-2016』レイモン ドゥパルドン展
© CHANEL
  • 2021年2月5日(金)~3月4日(木)
  • 『INBOX HYBRIDIZATION (IN LOVE)』エンキ・ビラル展
© CHANEL
  • 2021年3月5日(金)~4月1日(木)
  • 『Retrace our Steps ある日人々が消えた街』カルロス アイエスタ + ギョーム ブレッション展
© CHANEL
  • 2021年4月2日(金)~4月29日(木)
  • 『D’un jour à l’autre 巡りゆく日々』サラ ムーン展
問い合わせ先

シャネル・ネクサス・ホール
chanelnexushall.jp