ART|写真家・ホンマタカシ個展「Seeing Itself-見えないものを見る」開催
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2015年4月8日

ART|写真家・ホンマタカシ個展「Seeing Itself-見えないものを見る」開催

ART|太宰府天満宮アートプログラム第9弾

写真家・ホンマタカシ個展「Seeing Itself-見えないものを見る」開催

2006年から太宰府天満宮で展開する“太宰府天満宮アートプログラム”の第9弾となる写真家・ホンマタカシの個展「Seeing Itself-見えないものを見る」が、4月26日(日)より太宰府天満宮宝物殿で開催される。

Text by KAJII Makoto (OPENERS)

ホンマ氏が「太宰府天満宮千百余年の営み」のなかに見たもの

「学問の神様」菅原道真公を御祭神とし、創建の昔から変わらない天神信仰の場として、人びとが行き交い集う太宰府天満宮。“太宰府天満宮アートプログラム”は、国内外で活躍中のアーティストを招き、彼らの視点を通して映し出された、太宰府・太宰府天満宮の一面をあらたな文化として、世界へ、未来へ向けて発信している。

写真家・ホンマタカシ個展「Seeing Itself-見えないものを見る」の“Seeing Itself”とは、見ること自体に着眼するホンマ氏がしばしば触れるフレーズで、一連の神社での取材のなかで彼が対峙したのは、「見えないもの」を見ることそれ自体だった。

その取材は、プリントはもちろん、太宰府の霊山「宝満山」の麓に鎮座する竈門神社の一間をカメラオブスキュラにして撮ったピンホール作品や、太宰府天満宮の神事に関連した映像作品、双眼鏡を覗いて鑑賞する屋外作品などバラエティに富んだ新作の数々に結実している。

5月18日(月)18時からは、天神の三菱地所アルティアムにて、太宰府で進行中の映像プロジェクトの上映ほか、今回の展示の見どころなどを福岡出身の編集者・伊藤総研氏を聞き手に迎えてサテライトトークショーを開催(要予約)。本企画は、福岡ミュージアムウィーク参加イベントとなっている。

ホンマタカシ「Seeing Itself-見えないものを見る」
会期|4月26日(日)~8月30日(日)
休館日|月曜日(ただし、4月27日、5月4日・18日・25日、7月20日は開館)
開館時間|9:00~16:30(入館は16:00まで)
会場|太宰府天満宮宝物殿第2第3展示室・竈門神社展望デッキ
太宰府天満宮宝物殿 福岡県太宰府市宰府4-7-1
宝満宮竈門神社 福岡県太宰府市内山883
※竈門神社へは天満宮最寄りの宮前バス停から、まほろば号利用(所要時間約6分)
観覧料|一般400(300)円 高大生200(100)円 小中生100(50)円
※( )内は30名以上の団体料金、障害者手帳提示により付添者1名まで半額料金
※竈門神社は屋外展示となります。観光双眼鏡利用料として100円玉をご用意ください

<関連企画>
ホンマタカシ サテライトトーク+上映会(聞き手:伊藤総研)

日時|5月18日(月)18:00~20:00(開場17:30)
会場・企画協力|三菱地所アルティアム
福岡市中央区天神1-7-11イムズ8F
入場料|1000円(太宰府天満宮宝物殿チケット代金が含まれる。
宝物殿チケット半券をご提示の場合は600円)
定員|90名
申込方法|氏名、住所、電話番号を明記の上、art@dazaifutenmangu.or.jpまで申し込む。返信を以て受付完了、定員になり次第締め切りとなる。

竈門神社 限定作品公開
会期|5月19日(火)~5月24日(日)
観覧時間|10:00~16:00
観覧料|宝物殿のチケットで観覧可
会場|竈門神社参集殿
内容|ピンホール作品の制作現場となった一間を6日間限定で再現します
※靴を脱いでの観覧になります。また会場が狭いため、入場を制限する場合があります
主催|太宰府天満宮
協力|TARO NASU、宝満宮竈門神社

ホンマタカシ|HONMA Takashi
写真家。1962年生まれ。1999年写真集『東京郊外』で第24回木村伊兵衛賞を受賞。2011年から12年にかけて、自身初の美術館での個展「ニュー・ドキュメンタリー」を日本国内3カ所の美術館で開催。写真集多数、著書に『たのしい写真 よい子のための写真教室』がある。近年、建築をカメラオブスキュラにして都市を撮るピンホール作品のシリーズや動画作品の発表をおこなう。現在、東京造形大学大学院客員教授。
http//:betweenthebooks.com

           
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