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ART
2015年3月16日
ART│京都初の大規模な現代アートの国際展『PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015』
ART│世界の第一線で活躍する36組のアーティストが集結
京都初の大規模な現代アートの国際展『PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015』
京都ではじめてとなる大規模な現代アートの国際展『PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015』。京都市内各地を舞台に3月7日(土)から5月10日(日)まで開かれる。
Text by YANAKA Tomomi
京都ならではの歴史ある建物や場所がアートに染まる
歴史都市であり、いまも国内外の人びとを惹きつけてやまない京都。古き良き雰囲気と国際都市とが交差する街を舞台に、世界の第一線で活躍する36組のアーティストが参加する『PARASOPHIA: 京都国際現代芸術祭2015』が開幕する。
開催にあたり、元京都国立近代美術館の学芸課長であった河本信治氏をアーティスティックディレクターに迎え、準備に2年もの月日を要したというPARASOPHIA。この準備期間に参加アーティストのほとんどを京都に招聘。作家たちは京都の文化や歴史、文化遺産からだけではなく、人びとの日々の暮らしの営みのなかからも多くのものを読み取り、京都とかかわることであたらしい作品に挑戦してきたという。
主な会場となるのは、京都市美術館と京都府京都文化博物館。歴史ある建物の全館が現代芸術で埋め尽くされるという、いままでにない空間が出現し、やなぎみわによる巨大な移動舞台車や森村泰昌とドミニク・ゴンザレス=フォルステルら人気アーティストによる作品が登場。独特の世界観を構築する。
また二条城の北側にあり、1950年代はじめに建てられた堀川団地には笹本晃やブラント・ジュンソーらの作品が披露されるなど、場所と作家の化学反応を愉しむことができるアートスペースが生み出されるという。
桜が咲き、春に包まれる京都の街。いつもの春の風景とはちがったアートに染まる京都を巡ってみたい。