ART|岡山市が世界に誇るアートと文化の街への進化をめざすプロジェクト
LOUNGE / ART
2015年1月7日

ART|岡山市が世界に誇るアートと文化の街への進化をめざすプロジェクト

ART|岡山市が世界に誇るアートと文化の街への進化をめざすプロジェクト

「Imagineering OKAYAMA ART PROJECT」が開催中

世界的現代アーティストの作品を、歴史的文化資産である岡山城とその周辺を中心に展示する「Imagineering OKAYAMA ART PROJECT(イマジニアリング オカヤマアートプロジェクト)」が12月25日(木)まで開催中だ。

Text by ENOMOTO Kozue(OPENERS)

歴史的文化資産と現代アートの融合に触れる

岡山市が世界に誇るアートと文化の街への進化をめざす「岡山未来づくりプロジェクト」。そのメイン事業のひとつとして、世界的現代アーティストの作品を歴史的文化資産である岡山城やその周辺に展示する「Imagineering OKAYAMA ART PROJECT(イマジニアリング オカヤマアートプロジェクト)」は、プロジェクト代表を務める株式会社クロスカンパニー代表取締役社長の石川康晴氏が世界各国から収集した現代アートの「石川コレクション」を展示し、日常のなかに芽生えるアートとの出合いを通じて、家族や子ども、市民ひとりひとりが想像し、創造できる場を生み出していくことを目的としている。

Imagineering OKAYAMA ART PROJECT 02

Work No. 1350 Half the air in a given space(与えられた空間の半分の空気)

Imagineering OKAYAMA ART PROJECT 03

untitled 2012 ( who if not we should at least try to imagine the future, again) (remember Julius koller)

今回展示されるアート作品のなかには国内で初披露される作品も含まれる。風船をもちいて目に見えない空気を可視化しようとする「その部屋の半分の空気」と題された作品(写真左)は、わずかに視点を変えることであたらしい世界観が獲得できることを表現したもの。また、「untitled 2012」(写真右)は、鏡面仕上げのステンレススチール製の卓球台14台(本イベントでの展示は12台)からなる作品で、岡山城天守閣前の広場に設置された特設ステージで実際に卓球を楽しむことができる。作品である卓球台を使って卓球をするという行為を通じて、鑑賞者と鑑賞の対象物である作品との境界をあいまいにし、アートの在り方を問いかける作品だ。

世代や国籍を越え、国内外からさまざまな人たちが集い交流を深めること。そして、子どもたちが世界レベルのアートに触れることで高い感性を育むことができるプロジェクトとなっている。

『Imagineering OKAYAMA ART PROJECT』
日程|11月2日(日)~12月25日(木)
時間|10:00~18:00
会場|岡山城、後楽館天神校舎跡地、柳川ロータリー、ほか岡山市内各所
入場料|無料(特別アート列車「KURO」のみ 各500円/税込)
http://okayama-mirai.jp/imagineering/

           
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