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2015年1月28日
ART|成田一徹 切り絵展『銀座のBAR』サンモトヤマで開催
ART│バーをこよなく愛した切り絵作家が遺した名作40点を展示
成田一徹 切り絵展『銀座のBAR』サンモトヤマで開催
切り絵作家の成田一徹(なりた・いってつ)氏がライフワークであったバーの世界を描いた切り絵原画展『銀座のBAR』。6月7日(土)から15日(日)まで中央区・銀座、サンモトヤマのアートライブラリーで開かれる。
Text by YANAKA Tomomi
白と黒、光と影でモダンな香り漂うその店の雰囲気を表現
切り絵作家であり、バー評論家としても知られる成田一徹氏は1949年神戸生まれ。公務員を経て38歳で切り絵作家として独立し、2012年に63歳で亡くなるまで切り絵一筋の人生を貫き通した。
斬新なアングルと精緻な切り絵は新聞や雑誌などでも連載され、人気を博した成田氏。なかでも、バーをこよなく愛した成田氏がライフワークとして掲げていたのがバーの世界を描いた切り絵。白と黒、光と影でモダンな香り漂うその店の雰囲気が見事に表現され、銀座のバーをテーマにした作品も多く残されている。
インポートセレクトショップ、サンモトヤマでは、3月に銀座本店を移転。アートを通じて人と出あい、モノを発見し、学ぶ場として“アートライブラリー”を設立。長年銀座で店を構えてきたサンモトヤマが、銀座のバーを知り尽くした成田氏の展覧会を開催する。
会場には、成田氏の連作『銀座のBAR』の約40点を展示。「毛利バー」「クール」「バー テンダー」など、銀座の名店、名バーテンダーを描いた作品も多く、映画のワンシーンを切り取ったような作品を紹介。また、会場では同時にお酒を注ぐのにぴったりな「木村硝子店」のグラス、バーには欠かせないジャズに最適な「ブランコ」のスピーカーの展示販売も開催されるという。