TAKAOKA CRAFT COMPETITION｜高岡クラフトコンペティション2014

TAKAOKA CRAFT COMPETITION

今年で28回目を迎える国内有数のクラフトコンペ

高岡クラフトコンペティション2014 公募開始

“ものづくりのまち”富山県高岡市が開催する、今年28回目を迎える全国有数のクラフトコンペ「高岡クラフトコンペティション2014」の公募が開始。今回も革新的なクラフトを求める。

Text by KAJII Makoto （OPENERS）

陶芸家・青木良太氏などが過去にグランプリ受賞

手仕事を生かしたクラフト、工芸は、その土地の風土や文化と結びつきながら、持続可能な生産体制から生み出される生活用品として、年々その価値が見直されてきている。

伝統工芸の銅器や漆器、新産業のアルミ産業をはじめ、400年以上の歴史をもつ「ものづくりのまち高岡」は、そのクラフトにいち早く注目。1986年から開催しているのが「工芸都市高岡クラフトコンペティション」だ。今年もクラフトの領域の核心を突く、これからのあたらしいクラフトを全国から募集する。

グランプリは、実用性・市場性の高い素材感を生かしながらも、商品としての競争力も高い生活用品を求める「ファクトリークラフトグランプリ」（副賞80万円）、そして、創造性・提案性の高い、クラフト工芸の領域を拡張するようなチャレンジングな表現を求める「コンテンポラリークラフトグランプリ」（副賞80万円）のことなる視点での2つの最優秀賞を用意。さらに、優秀賞×2点（副賞各30万円）、審査員奨励賞×5点（副賞各10万円）も用意する。

これまで青木良太氏（陶芸）、羽生野亜氏（木工）、SHIMOO DESIGN（木工）などがグランプリを受賞し、若手作家の登竜門とされる高岡クラフトコンペ。商品化まで作り手をサポートする、この伝統あるコンペにぜひ応募してみては。