ART|3年に1度のアートの祭典『瀬戸内国際芸術祭2013「アートと島をめぐる瀬戸内海の四季」』
LOUNGE / ART
2014年12月10日

ART|3年に1度のアートの祭典『瀬戸内国際芸術祭2013「アートと島をめぐる瀬戸内海の四季」』

ART|12の島を舞台に国内外のアーティストによる200点を展示

3年に1度のアートの祭典『瀬戸内国際芸術祭2013

「アートと島をめぐる瀬戸内海の四季」』

島の文化や暮らしに出会うアートの祭典『瀬戸内国際芸術祭2013「アートと島をめぐる瀬戸内海の四季」』の春期が、4月21日(日)まで瀬戸内海の12の島々を中心に開かれている。

Text by YANAKA Tomomi

荒木経惟×デイヴィッド・シルヴィアンら芸術祭ならではのコラボレーションも

2010年に第1回を開催し、美しい瀬戸内海を船で巡りながら島の自然や文化に溶け込んだアート作品を体感するというあたらしい芸術祭のスタイルをつくりあげた瀬戸内国際芸術祭。

2回目となる今回は開催エリアを拡大。香川県西部の5つの島を加えたことで、多彩な瀬戸内の島の魅力がアップした。また、会期を春と夏、秋の3シーズンに分けることにより、四季を感じながらアートを楽しめるという。

今回は23の国と地域から約210組のアーティストが参加。過去に制作された恒久作品も含めおよそ200点が展示される。特に初参加となる沙弥島では、春期限定の展示が多くあるので見逃せない機会となりそう。

瀬戸内国際芸術祭 02

宇野のチヌ 淀川テクニック

瀬戸内国際芸術祭 03

男木島の魂 ジャウメ・プレンサ

このほかにも、島巡りの船が出発する拠点のひとつ宇野港では、写真家の荒木経惟とデイヴィッド・シルヴィアンらによる「街中写真プロジェクト」などを展開。また、小豆島ではビートたけしが構想したプランをヤノベケンジがアレンジして制作した彫刻作品も展示され、瀬戸内芸術祭ならではのコラボレーションも実現する。

古来のひとびとが交通の大動脈、瀬戸内海であたらしい文化や様式を島々へ伝えてきたように、あらたなアートを島々へと運ぶ芸術祭。それぞれの島の固有の文化、美しい景観という最高の“美術館”を巡ることができる3年に1度のチャンスをぜひ満喫してほしい。

『瀬戸内国際芸術祭2013「アートと島をめぐる瀬戸内海の四季」』
日程│春:3月20日(水・祝)~4月21日(日)
   夏:7月20日(土)~9月1日(日)
   秋:10月5日(土)~11月4日(月・祝)
会場│直島、豊島、女木島、男木島、小豆島、大島、犬島、沙弥島、本島、高見島、栗島、伊吹島、高松港、宇野港周辺

チケット│3シーズン券:一般5000円、高校生3500円 ※販売は4月21日(日)まで
     春シーズン券:一般4500円、高校生3000円

           
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