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ART
2014年12月20日
ART FILE 12|「Juergen Teller: Woo」|連載「世界のアート展から」
Art File 12|イギリス・ロンドン|「現代芸術協会ICA」
ドイツ写真家ユルゲン・テラーの個展
「Juergen Teller: Woo」
現在最も注目される写真家、ユルゲン・テラーのエキシビションがロンドンの現代芸術協会(Institute of Contemporary Arts)にて3月17日(日)まで開催中。
Text by Winsome Li (OPENERS)
ファッション、アート、ファミリーポートレート、すべてを自然体で表現
ドイツ出身のユルゲン・テラーは、ミュンヘンの大学にて写真を専攻しフォトグラファーとしての経歴をスタート。1986年に活動の拠点をロンドンに移し、本格的に活動を開始する。そして、2003年にシティバンク写真賞を授賞に以来、世界中でグルーブ展や個展を開き、世に知られるようになる。
Bjork and son, Iceland 1993 by Juergen Teller
マーク・ジェイコブスをはじめ、ヘルムート・ラング、イブ・サンローラン、セリーヌまで、さまさまなメゾンに起用され広告ビジュアルを手掛けている。雑誌では『W Magazine』『i-D』『Purple』などいま一番クールなファッション誌で活躍。さらに、ビョークやニルヴァーナを含め多くのミュージシャンも撮り続けている。挑発的で大胆なファッション広告作品から、被写体の一番の自然な姿を引き出したファミリー ポートレートもあり、幅広いの表現力を兼ね備えている。
今回の展示会はアートとファッションに関する作品をメインとし、リリー・コール、ケイト・モス、ヴィヴィアン・ウエストウッドなどのセレブリティから一般人までがポートレートに登場。さらにランドスケープ、動物写真など、さまざまな作品が展示されている。