世界的写真家、マッシモ・ヴィターリが個展“Coastal Colonies”を開催|ART
ART|世界限定6部の作品も展示
ビーチに集う人々の表情、物語、一瞬を映し出す
マッシモ・ヴィターリの日本初個展
世界的写真家、マッシモ・ヴィターリの日本初となる個展が、2018年7月10日(火)~7月16日(月・祝)に南青山のスパイラルガーデンにて開催される。
Text by OZAKI Sayaka
ビーチに集う人々と自然の風景を調和させた、超高精細な写真の世界
イタリア・コモに生まれたマッシモ・ヴィターリは、ロンドン・カレッジ・オブ・プリンティングに学び、フリーのフォトジャーナリストとして活動。広告やフィクション映画の撮影技師を務め、大判フィルムカメラでの撮影を始めた。
マッシモ・ヴィターリの名を一躍世界的に有名にしたのは、高く組み上げられた足場からビーチの一瞬を撮影するビーチシリーズだ。都会生活から離れた自然を求め、誰もが憩いの場とするビーチに集まるその一瞬に映る恍惚とした人々の表情を映し出し、その後もプール、ディスコ、スキーリゾートと世界中のレジャー地へと撮影シーンを広げていく。彼ならではのアナログフィルムの温かく豊かな色彩で表現した、そこに存在する人々の一瞬の仕草や物語と、自然との調和を実現させた芸術作品だ。
作品は超大判カメラの最高峰とされるディアドルフ11×14で撮影され、サイズは高さ1.8メートル、横幅2.4メートルと圧巻の大きさだ。特大のオリジナル作品で見るからこそ、超高精細写真の真価をじっくりと鑑賞できる。
本展で公開される作品はイタリア、フランス、ポルトガル、イビザのリゾートを舞台にした世界限定6部の貴重なもの。また、7月16日(月・祝)にはマッシモ・ヴィターリ自身も在廊。彼が実際に使用する撮影機材がセッティングされ、希少な撮影の裏話を語るトークショーも開催される予定だ。
マッシモ・ヴィターリ写真展 Coastal Colonies
会期|2018年7月10日(火)~ 7月16日(月・祝)
会場|スパイラルガーデン Spiral 1F
住所|東京都港区南青山5-6-23
時間|11:00~20:00【入場無料】
主催|POLU GALLERY(ポルーギャラリー)/LADY SLIDE
会場協力|Spiral/ワコールアートセンター
特別協力|マハロネットワークス
後援|イタリア文化会館/コダック アラリス ジャパン