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ART
2014年12月20日
ART FILE 02|「Hollywood Costume」|連載「世界のアート展から」
Art File 02|イギリス・ロンドン|「ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館」
スクリーンで見たあの一着に会いに行く
「Hollywood Costume」
世界中のアート展を紹介する新連載、「TRAVEL THE ART WORLD」の第二回。ロンドンのヴィクトリア・アンド・アルバート博物館では、2012年10月20日から2013年1月27日まで、ハリウッド映画で俳優や女優たちが着用した衣装が展示される。数多くのハリウッドの代表的な映画から選ばれたさまざまな主人公の衣装を間近で鑑賞できる貴重な機会だ。
Text by Winsome Li (OPENERS)
130点以上のハリウッドコスチュームを一拳に公開
今回の「ハリウッド コスチューム」展では、映画の全盛時代もよばれる1930年代後半から現在までの、ハリウッド映画で登場した主人公の衣装を収集。展示品には『オズの魔法使』(1939)のドリシーが着用したギンガムチェックのドレス、『ティファニーで朝食を』(1961)のカポーティが着用し、一時トレンドになったジバンシーのリドル・ブラック・ドレスなど、有名な衣装の数々が展示される。クラシックな作品はもちろん、近年に話題になったバイレーツ・オブ・カリビアンのジャック・スパロウ、オースティン・パワーズなどのルックも揃っている。
コスチューム デザインは映画の製作および映画のストーリーにおいて、とても大事な役割を担っている。さまざまな衣装の魅力に触れ、過去から現代までのコスチューム デザインの変化を楽しんでほしい。