今年も日本橋三越本店が「~超絶技巧~ 明治期の工芸展」を開催|MITSUKOSHI
LOUNGE / ART
2016年8月17日

今年も日本橋三越本店が「~超絶技巧~ 明治期の工芸展」を開催|MITSUKOSHI

MITSUKOSHI|三越

今年も日本橋三越本店が「~超絶技巧~ 明治期の工芸展」を開催

昨年に引き続き日本橋三越本店で「~超絶技巧~ 明治期の工芸展」」が2016年8月17日から22日まで、開催される。美しい明治期の工芸が集結する、スペシャルなイベントだ。

Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)

明治期の工芸作品約40点を一堂に展示

昨年に開催され、好評を得た明治維新後に制作された工芸作品にスポットをあてた展示会「~超絶技巧~ 明治期の工芸展」。当時の日本の「工芸」は劇的に大きな変貌を遂げた。これまでの幕藩体制の終焉と社会の近代化とともに、工芸職人のほとんどは失職。新しい需要を求めてその制作内容を変化させていった。それは外貨獲得という目的のため、海外輸出や万国博覧会への作品制作へと繋がっていったという。

このような中で、旧体制時にその技術レベルは最高潮に達していたといわれるが、日本の高い制作技術はさらなる進化をとげ、「超絶技巧」と現在呼ばれるほど精緻で驚くべき技巧が凝らされた作品が多数生み出された。しかしながら、それはわずか30年ほどで衰退し、その後長く歴史に埋もれていたが、近年その美しさと技術を再評価する動きが高まってきた。

この展示会では、高い技術に裏打ちされた芸術性と品格を兼ね備えた明治期の工芸作品、約40点を一堂に展観する。日本ならではの控えめな美しさをもちながら、大胆な表現がなされている明治期の工芸品を間近で観賞し、気に入ったものがあれば購入できる貴重な場となる。

また、8月20日には、「明治期の工芸」の第一人者ともいわれる、清水三年坂美術館館長 村田理如氏によるギャラリートークも開催する。ぜひ、この機会に明治の職人たちが育んだ芸術文化を、体感してみてほしい。

【主な展示品】

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「茶金石龍鳳獅子図七宝飾器」

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武蔵屋大関 「金蒔絵芝山細工花鳥図飾器」

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山崎朝雲 「衡禅杖」

~超絶技巧~ 明治期の工芸展
開催期間|2016年8月17日(水)~8月22日(月)
時間|10:30~19:30 ※最終日は17:00閉場
会場|日本橋三越本店 本館6F 美術特選画廊
東京都中央区日本橋室町1-4-1

問い合わせ先

日本橋三越本店

Tel.03-3241-3311(代)

           
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