３人のアーティストのトークをUstreamで同時中継

坂本龍一氏が森の再生を目的として創立した一般社団法人モア・トゥリーズの協力を得て、長野県小諸市に「ルイ・ヴィトンの森」が誕生したのが昨年の2009年9月。

「森の美しさ」をテーマに、森がもたらす「癒し」の効果や自然の雄大さに着眼し、土地が本来もつパワーを引き出していくことに力点を置いたこの「ルイ・ヴィトンの森」。林業的な視点だけでなく、ひとが訪れて「癒し」や「感動」を得られるような、五感に響く森づくりを目指しているのも注目すべき点である。

今回ルイ・ヴィトンは、モア・トゥリーズ代表の坂本龍一氏、現代美術作家として活躍している束芋氏、「ルイ・ヴィトン 京都大丸店」の設計を手がけた若手建築家 永山祐子氏を迎え、「美しい未来の地球に向けて…」をテーマに、シンポジウムをおこなうこととなった。

３名のアーティストが語る「自然観」、「クリエイティビティ」、そして「未来」――。司会・進行には、芸術文化や環境にも造詣の深いジャーナリスト生駒芳子氏を迎え、トークを繰り広げる。

さらには、ルイ・ヴィトン初の試みとして、今回のシンポジムがUstreamにてライブ配信されるという。7月30日（金）の18:30から、貴重なトークセッション、必見である。

特別シンポジウム「美しい未来の地球に向けて…」
日時｜2010年7月30日（金）　18:30～20:00
UstreamページURL　http://ustre.am/lxAL
ルイ・ヴィトン ジャパン公式Twitterアカウント　http://twitter.com/louisvuitton_jp

Twitter内で、今回の生中継/シンポジウムについてつぶやく場合のハッシュタグ：#LVforest
（※#LVforestの前後に、必ず半角スペースを入れてください。）

シンポジウム参加者

坂本龍一｜SAKAMOTO Ryuichi
音楽家。1952年生まれ。78年『千のナイフ』でデビュー、同年YMOに参加。YMO解散後、数々の映画音楽を手がけ、作曲家としてアカデミー賞を受賞するなど世界的な評価を得ながら常に革新的なサウンドを追求してきている。2007年7月には有限責任中間法人「more trees」の設立を発表し、温暖化防止についての啓蒙や植樹活動を行うなど活動は多岐にわたっている。1990年より米国、ニューヨーク州在住。

束芋｜Tabaimo
1975年兵庫県生まれ。1999年、京都造形芸術大学の卒業制作として発表したアニメーションを用いたインスタレーション作品「にっぽんの台所」がキリン・コンテンポラリー・アワード最優秀作品賞受賞。現在ロンドンのパラソル・ユニットで個展開催中、７月10日からは「断面の世代」展が大阪の国立国際美術館を巡回。また、このほど2011年ヴェネツィア・ビエンナーレ日本館代表作家へ選出され、来夏に向け大規模作品に取り組む。長野県在住。

永山祐子｜NAGAYAMA Yuko
1975年 東京生まれ。1998年 昭和女子大学生活美学科卒業。1998年 青木淳建築計画事務所入所。2002年 永山祐子建築設計設立。主な仕事に「LOUIS VUITTON 京都大丸店」、「丘のある家」、「ANTEPRAIMA シンガポールION店」がある。それぞれ、JCDデザイン賞奨励賞や、AR Awards (UK) Highly Commended賞などを受賞。現在、京都精華大学、昭和女子大学非常勤講師としても活躍中。

生駒芳子｜IKOMA Yoshiko
『VOGUE』『ELLE』を経て、2004年より『marie claire』の編集長を務めたのち、2008年独立。現在はファッション、アートからエコ、社会貢献まで広い視野でトピックを追い、あたらしいメッセージを発信するファッションジャーナリストとして、執筆、講演、プロジェクト運営など活動中。おしゃれにエコを楽しむ「エコ・リュクス」を提唱。９月開催のオーガニックEXPOにて、ファッション＆ビューティを担当。Cafeglobe、雑誌『オルタナ』にて連載中。