10のテーマでメゾンの約160年を振り返る『LOUIS VUITTON &』開催|LOUIS VUITTON
LOUNGE / ART
2021年4月23日

10のテーマでメゾンの約160年を振り返る『LOUIS VUITTON &』開催|LOUIS VUITTON

LOUIS VUITTON|ルイ・ヴィトン

クリエイティブな交流やアーティスティックなコラボレーションを振り返るエキシビション

東京・原宿で、2021年5月16日(日)まで開催されている『LOUIS VUITTON &』は、創業160余年を誇るルイ・ヴィトンのクリエイティブな交流やアーティスティックなコラボレーションを振り返るエキシビション。会場は10のスペースで構成され、これまでの作品に込められてきたサヴォアフェール(匠の技)と、インスピレーションの歴史にフォーカスを当て、国際的に活躍しているアーティストやデザイナーたちとのコラボレーションが一堂に会する。

Text by OZAKI Sayaka|Edit by TSUCHIDA Takashi

山本寛斎、草間彌生、川久保 玲らとの貴重なコラボレーションも展示

創業以来、クリエイティブな交流やアーティスティックなコラボレーションを重ねてきたルイ・ヴィトンの160余年にわたる歴史を紐解くエキシビション『LOUIS VUITTON &』が、東京・原宿にて開催されている。先見性に富んだ数多くの著名な日本人アーティストや国際的に活躍するパーソナリティたちを称え、メゾンとの間で絶えず育まれてきた敬意とインスピレーションの歴史にフォーカス。さまざまな時代のクリエーションが一堂に会する本展は10のスペースで構成されている。
© LOUIS VUITTON / DAICI ANO
ひとつ目のスペースは、日本人アーティスト・池田亮司によるインスタレーション作品を展示する「クリティカルポイント」。過去1世紀におけるメゾンとアーティストとのコラボレーション、その創造性へのオマージュを込めた映像が、マルチメディア・インスタレーションミラー仕様のフロアと、吊り下げられたLEDスクリーンによって展開される。
ふたつ目は、「ルイ・ヴィトン:受け継がれる真髄(こころ)」として、厳培明、アレックス・カッツ、レフィック・アナドルらによる創業者ルイ・ヴィトンのポートレイトとともに、レイティエ・アンバルール(荷造り用木箱製造兼荷造り職人)のもとで職人見習いからスタートし、やがてあらゆるニーズに応えカスタマイズしたオーダーメイドトランク製造を手掛けるようになったメゾンの歴史が紹介される。
© LOUIS VUITTON / DAICI ANO
3つ目の「アーティスティック・コラボレーション:伝統の創造」では、創業者の孫にあたるガストン-ルイ・ヴィトンによる著名なウィンドウ・ディスプレーに、Kenta Cobayashi が捉えた斬新な写真が展示されたサイケデリックな空間で、メゾンとそのアーティスティック・コラボレーションの起源を紹介。アールデコ時代の著名なフランス人デザイナーであるピエール=エミール・ルグランとのコラボレーションによるビジュアルマーチャンダイジング、歌舞伎俳優の十一代目市川海老蔵とのコラボレーション作品や、「オブジェ・ノマド コレクション」からの厳選された逸品が展示される。メゾンのアイコニックなトランクやラゲージに並び、nendoによる「サーフェス・ランプ」や、吉岡徳仁の「ブロッサム・スツール」が個性的な異彩を放つ。
4つ目のスペースは「シルクを彩るアート」。1980年代の終わりにテキスタイルシリーズのコラボレーションをスタートしたルイ・ヴィトンは、主に「カレ・ド・ソワ(シルクスカーフ)」シリーズで個性的かつ多様なデザインを生み出してきた。壁一面に、最高級のシルクの滑らかで簡潔な美しさと参加アーティストたちの大胆なスピリットと現代的なタッチが融合したスカーフが展示され、日本のメタボリスト建築家・磯崎 新によるスカーフや、フランスのビジュアルアーティスト、ジャン=ピエール・レノーによる銀杏の葉をグラフィカルに再解釈したユニークなスカーフも楽しめる。
5つ目は、「アイコンの再解釈」。メゾンを代表するアイコニックな「モノグラム」誕生から100 年目に当たる1996 年と2014年に、世界でも有数のデザイナーや類稀なクリエイティブな人物に声を掛け、メゾンのバッグを再解釈したデザインを依頼して誕生した、クリエーションの数々を展示する。カール・ラガーフェルドによる「パンチングバッグ」、シンディ・シャーマンがデザインした「スタジオトランク」、ヘルムート・ラングが手掛けた「DJ トランク」、そして川久保 玲が斬新な形で再解釈したアイコニックなトートバッグなど、貴重なアーカイブが展示される。これらは、並外れた発想力に恵まれたアーティストたちの才能が、ルイ・ヴィトンのサヴォアフェール(匠の技)と融合されたとき、どれほど目覚ましいクリエーションが生まれるかを証明するものだ。
6つ目は、「川久保玲によるルイ・ヴィトンの世界」。2014年に発表された「バッグ ウィズ ホールズ」、2008年の「パーティーバッグ」のカプセルコレクションは、未来を先取りしたデザインであり、意表を突く新たなフォルムと機能性の拡大をメゾンにもたらした。また本展のためだけにデザインした限定のレザーバッグも展示される。このスペースでは「バッグウィズ ホールズ」をイメージしたボリューム、比率、テクスチャーを備えた6つの穴を通してコレクションを鑑賞でき、バッグ内部から展示品を眺めているかのような錯覚を覚えるだろう。
© LOUIS VUITTON / DAICI ANO
7つ目のスペースは、「真っ白なキャンバスに見立てたバッグ」。スティーブン・スプラウスなどの著名なアーティストがアイコニックなモノグラム・モチーフを再解釈し、取り入れた「キーポル」などのボストンバッグや、12人のアーティストが生み出したオリジナルデザインに、メゾンのアトリエが命を吹き込んで完成させた「アーティーカプシーヌ」コレクションが展示される。
8つ目は、「ルイ・ヴィトンと日本:レザーグッズの伝説」。ここでは、ルイ・ヴィトンとコラボレーションを行なった草間彌生、村上 隆によるレザーグッズを展示。草間彌生とルイ・ヴィトンのコラボレーションは、「モノグラム」と、草間のアイコンである反復するドットとの鮮烈な相互作用という形で 2012 年にスタート。バッグ「ネヴァーフル」をはじめ、草間の作品に頻繁に登場するモチーフであるパンプキンの形状から着想を得たゴールドの「ミノディエール」に至るまで、さながらトロンプ・ルイユ(騙し絵風)であり、多様なアプローチと反復するモチーフの融合が見られる。村上 隆とのコラボレーションでは、「モノグラム」と組み合わせたチェリーブロッサムや、「お花」を描いた大胆かつポップなコレクションが展示される。
© LOUIS VUITTON / DAICI ANO
9つ目は、「アートとファッションの出逢い」だ。ルイ・ヴィトンが1998 年にファッション・コレクションを発表して以来、著名なアーティストとの大胆なコラボレーションは常に話題となり、人気を博してきた。これまでに、スティーブン・スプラウス、リチャード・プリンス、ジェイク・アンド・ディノス・チャップマン、ダニエル・ビュレン、草間彌生、クリストファー・ネメス、グレース・コディントン、シュプリームが、メゾンのウィメンズ&メンズのデザイナーとして迎えたマーク・ジェイコブス、ニコラ・ジェスキエール、キム・ジョーンズ、ヴァージル・アブローらと共に、多種多様なコラボレーションを展開してきた。これらのコレクションピースが、当時のショーの映像とともに展示される。
© LOUIS VUITTON / DAICI ANO
そして最後の「ルイ・ヴィトンと日本:ファッショナブルなラブストーリー」では、日本のアーティストやデザイナーたちをモチーフにしたクリエーションや、コラボレーションを紹介。日本文化に敬意を表してアート界とファッション界のレジェンドである山本寛斎を称えるモチーフを取り入れた、2018クルーズ・コレクションのピースが、映像とともに展示される。また、藤原ヒロシ(FRAGMENT DESIGN)とキム・ジョーンズのコラボレーションアイテムや、東京で開催されたヴァージル・アブローによる2021春夏メンズ・コレクションのショーで、大きなテディベアとともに登場して冒頭を飾ったルックも紹介される。
会期中、別館1階には、建築家・菅原大輔のデザインによる本展のギフトショップが設けられ、厳選されたルイ・ヴィトンの小物をはじめ、「ギフティング」コレクション、テキスタイル、ファッション、ホーム&スポーツアクセサリー、フレグランス・コレクションが取り扱われる。一部のアイテムには刻印などのパーソナライゼーションも可能。そのほか、メゾンの多彩な書籍や、このショップ限定となるカードケースも取り扱われる。

LOUIS VUITTON &

  • 会期|~2021年 5月16日(日)まで
  • 会場|jing
  • 住所|東京都渋谷区神宮前 6-35-6
  • 時間|10:00~20:00(最終入場 19:30)、無休
  • 予約|ルイ・ヴィトン 公式サイトより要予約(louisvuitton.com)
問い合わせ先

ルイ・ヴィトン クライアントサービス
Tel. 0120-00-1854
Tel. 03-3515-0855(10:00~20:00、年始を除き年中無休)
louisvuitton.com