THEATER|海老蔵、獅童共演の六本木歌舞伎、脚本は宮藤官九郎で2月3日(火)から
THEATER|市川海老蔵、中村獅童共演の六本木歌舞伎、2月3日(火)から
舞台『地球投五郎宇宙荒事(ちきゅうなげごろう うちゅうあらごと)』
歌舞伎役者・市川海老蔵、中村獅童が共演、脚本に宮藤官九郎、演出は映画監督の三池崇史という豪華な出演者、制作陣による舞台『地球投五郎宇宙荒事(ちきゅうなげごろう うちゅうあらごと)』。2月3日(火)から2月18日(水)まで、東京・六本木のEXシアター六本木で上演される。
Photograph by LESLIE KEEText by HAMADA Masaru(OPENERS)
宇宙生命体が江戸を襲来?
宇宙生命体の襲来で江戸幕府は機能を失う。浅草・雷門付近に飛来した宇宙船から、宇宙人の悪の親玉(中村)が降り立つ。そこに正義の味方(市川)が登場して……という、元禄時代を舞台に繰り広げられる物語は歌舞伎らしからぬもの。
きっかけは2014年1月、通し狂言『壽三升景清(ことほいでみますかげきよ)』で共演した2人が「新しい歌舞伎の時代を築くためにふたりでなにかしたい」と意気投合。その際、海老蔵が思い出したのが、故・中村勘三郎から言われていた「成田屋(市川の屋号)の家の芸は荒事、海老蔵が新作をやるなら最後は地球を投げるくらいのことはやってほしいね」という言葉だった。そこから「地球投げ」をヒントに話をすすめたという。
脚本家の宮藤官九郎は、社会現象を引き起こしたNHK連続テレビ小説『あまちゃん』(2013年)を手がけたことも記憶にあたらしい。過去には歌舞伎の作・演出を務めた経験もある。演出を手がける三池崇史は最新作『神さまの言うとおり』が劇場公開中の映画監督で、歌舞伎に携わるのは今回がはじめて。演出はあらすじの荒唐無稽(こうとうむけい)ぶりに反して、とことん歌舞伎様式にこだわり、中身の人間の、歌舞伎役者にしかできないことをやるという。このほか子役の加藤清史郎も今回が歌舞伎初挑戦となる。
EXシアター六本木にとっても、今回がはじめてとなる歌舞伎上演。個性豊かな4人を中心に作り上げた舞台で、はたしてどのように地球が投げられるのか。ぜひその目で確かめてほしい。
六本木歌舞伎 地球投五郎宇宙荒事
日程|2月3日(火)~2月18日(水)
時間|12:00、13:00、16:30、18:00(日によって異なる)
会場|EXシアター六本木
東京都港区六本木西麻布1-2-9
価格|S席 1万4000円、A席 1万1000円(全席指定)
問い合わせ
六本木歌舞伎チケットダイヤル
03-5772-3220(平日10:00~18:00)
http://www.roppongikabuki.com/