EVENT|青山を舞台にしたダンスフェスティバル始動!
EVENT|8公演中3作品が世界初披露
青山を舞台にしたダンスフェスティバル「Dance New Air - ダンスの明日」
ダンスフェスティバル「Dance New Air - ダンスの明日」、が9月12日(金)から10月5日(日)まで、東京・青山の青山円形劇場やスパイラルホ―ルなどで開催。国や言語、芸術領域などの境界を越え、さまざまなダンスパフォ―マンスやワ―クショップ、ダンスフィルムの上映が繰り広げられる。
Text by YANAKA Tomomi
世界的なアーティストらが続々と来日
2002年からおこなわれてきた「ダンストリエンナーレトーキョー」を引継ぎ、この秋誕生する「Dance New Air - ダンスの明日」。世界各地のことなる環境で、多様な現実と向き合うアーティストたちが集結し、自在につながって、創造性あふれるパフォ―マンスが披露される。
主会場となる青山円形劇場や、スパイラルホールで上演される8作品のうち、3作品もが世界初演となるという今回のフェスティバル。なかでも6月末まで原美術館で個展を開催していた現代美術家ニコラ・ビュフ、演出家の小野寺修二、俳優の片桐はいりによる、アート、ダンス、演劇という3つの芸術領域をクロスオーバーした作品『赤い靴』には、いまから大きな注目が集まる。
また、ベルギーを拠点に活躍する伊藤郁女が帰国公演を実現。現在、イスラエルとベルギーに文化庁文化交流使として滞在中であり、俳優としても活躍する森山未來や、スウェーデン在住の大植真太郎、半年間の文化庁研修でスペインから戻ったばかりの平原慎太郎による世界初演作『談ス』も大きな話題となりそうだ。
そして世界的なダンサーや振付家らもぞくぞく集結。海外からは、カナダ・ケベック州を拠点に活躍するコンテンポラリーダンスのパイオニア、ポール=アンドレ・フォルティエが8年ぶりに再来日。15日間、毎夜、青山の街で振付作品『15×AT NIGHT』を上演する。
またフランソワ・シェニョーとセシリア・ベンゴレアが、二人のDJとともに多様なクラブダンスのアレンジを試みる話題作も披露されるほか、期間中はニューヨークタイムズ紙などで知られる、ダンス評論家で詩人のクローディア・ラ・ロコのワークショップもおこなわれる。
言葉が生まれる前から営まれ、身体表現の可能性を追い求めるアートとして地球規模で拡張しているダンスの世界。そのダンスのいま、そして未来をアートと日常が溶け合う街、青山で体感したい。
「Dance New Air - ダンスの明日」
日程│9月12日(金)~10月5日(日)
会場│青山円形劇場、スパイラルホール、シアター・イメージフォーラム、こどもの城、青山ブックセンター本店、CAY(スパイラルB1F)、森下スタジオ
チケット│パフォーマンス:前売り3800円、学生2500円(前売りのみ)、当日4300円、DNA通し券(全プログラム各1公演/日時指定、前売りのみ、30枚限定)2万2000円、はしご券(1日に2公演鑑賞可能/日時指定、前売りのみ、20枚限定)6500円
ダンスフィルム:当日一般1300円、学生・シニア1100円
※7月22日(火)発売開始
http://dancenewair.jp
参加アーティスト/タイトル
小野寺修二『赤い靴』 ※世界初演
伊藤郁女『ASOBI』 ※日本初演
<Project Pinwheel> エスター・バルフェ(新作・タイトル未定)、チョン・ヨンドゥ『報復』、北村成美『蝸牛の庭』 ※日本初演
大植真太郎、森山未來、平原慎太郎『談ス』 ※世界初演
山下残『そこに書いてある』 ※東京初演
ナセラ・ベラザ『Les Oiseaux(鳥)』『La Travesée(渡洋)』 ※日本初演
北村明子、ユディ・アフマッド・ダジュディン『To Belong/Suwung』 ※世界初演
フランソワ・シェニョー、セシリア・ベンゴレア『altered natives'Say Yes To Another Excess-TWERK ダンス・イン・クラブナイト』 ※日本初演
ポール=アンドレ・フォルティエ『15 X AT NIGHT』『BOX』
ルーマニア - 日本 <イースタン・コネクション>
クロアチア - 日本 <ドミノ・プロジェクト>