more trees|坂本龍一が監修する世界初の木製眼鏡
more trees|モア・トゥリーズ
「OLIVER PEOPLES for more trees with Ryuichi Sakamoto」
世界初、国産杉の間伐材を使用したオールハンドメイドの眼鏡
一般社団法人「more trees(モア・トゥリーズ)」は、アイウェアブランド「OLIVER PEOPLES(オリバーピープルズ)」と共同で眼鏡を製作した。音楽家・坂本龍一氏が監修する「OLIVER PEOPLES for more trees with Ryuichi Sakamoto」。世界初、国産杉の間伐材やバイオプラスチックを使用したオールハンドメイドによる全3型の眼鏡を、2014年7月に発売する。
Text by IWANAGA Morito(OPENERS)
モア・トゥリーズ代表、坂本龍一が監修
モア・トゥリーズは、音楽家の坂本龍一氏を代表とする森林保全団体だ。「都市と森をつなぐ」をキーワードに、森づくりを推進しながら、「カーボンオフセット(※)」の普及をはじめ、国産材の利用拡大など、森の恵みを都市に伝える役割を果たしているのだ。
また、北海道から九州までの9カ所での森林整備、フィリピンでの植林プロジェクトなど、国内外で、森のもつ保水力や生物多様性などの多面的な機能の回復を目指すプロジェクトをおこなってきた。2011年3月11日に起きた東日本大震災後は、森林・林業の立場からの被災地支援プロジェクト「LIFE311」を立ち上げ、木造仮設住宅建設や木質ペレットストーブなどの設置を推進している。
※カーボンオフセット:人間活動によって排出される二酸化炭素を、植林や自然エネルギーを導入することで相殺(オフセット)すること
「OLIVER PEOPLES for more trees with Ryuichi Sakamoto」と銘打たれた今回の眼鏡は、福井県・鯖江市でオールハンドメイドで製作される。国産杉の間伐材と、イタリアの眼鏡フレーム生地メーカー「MAZZUCCHELLI(マツケリ)」社によって開発された、植物を原料とするバイオプラスチック「M49」を組み合わせた、世界限定各100本のモデル「OPMT-1」「OPMT-2」と、M49のみで製作されたモデル「OPMT-3」の計3型を展開する。
ピアノがモチーフとなっているケースには、モア・トゥリーズが活用を呼び掛けている国産ディアスキン(鹿革)「モア・トゥリーズ レザー」を使用。もちろんメイドインジャパンであり、付属するセリート(メガネ拭き)にはオリジナルのロゴが入る。なお、商品の売り上げの一部は、モア・トゥリーズに寄付される。
OLIVER PEOPLES for more trees with Ryuichi Sakamoto
全3型
2014年7月発売
オリバーピープルズ 東京ギャラリー
Tel. 03-5766-7426