PROJECT|「365日 Charming Everyday Things」が銀座上陸
話題のプロジェクト「365日 Charming Everyday Things」
銀座『ポーラ ミュージアム アネックス』でスタート!
今年の1月に、パリのバスティーユデザインセンターでの展示・販売からスタートして、2月に青森と東京駅を巡回、大きな話題を呼んでいるプロジェクト「365日 Charming Everyday Things」(サンロクゴ)。3月25日(日)まで、銀座『ポーラ ミュージアム アネックス』で開催されている。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)Photographs by Amazon Kajiyama
日本人の毎日の暮らしに寄り添う日用品は、じつに多種多様
“365日=サンロクゴ”という名前のとおり、日めくりカレンダーに沿って1日1日セレクトされた日本の魅力的な品々365点を紹介し、販売する「365日 Charming Everyday Things」(サンロクゴ)。
銀座『ポーラ ミュージアム アネックス』では、パリの展示の際に使用したおなじものを用い、1枚1枚日付が刻印された白い丸プレートに1点ずつアイテムが展示されている。今回の会場構成も、パリを拠点に活動する建築家の田根 剛氏(DORELL.GHOTMEH.TANE/ARCHITETCS)によるもの。
整然とならべられた品々は、以前から使っているものもあれば、どこかの店などで見たことがあるものなど、断片的に意識していたものも多くみつかる。これだけの数のアイテムが一同に集まっている風景は迫力満点だ。
大きな壁面には、日めくりカレンダーが1日ずつ貼られている
日本に昔からあり、和綴じでとても美しい仕上がりの日めくりカレンダーは、アートディレクターの服部一成氏によるデザイン。2012年のカレンダーとしてはもちろんのこと、365個のアイテムのカタログとしても楽しめる。
日本の日用品の良さや多様性を、国内外のひとにもっと知ってほしい、つくったひとの手の温度を親密に伝えたい――という思いから生まれたプロジェクト「365日 Charming Everyday Things」。
ほうきや張り子の人形のように、昔から変わらぬ手法でつくられてきた道具や玩具から、最新のデザインプロダクト、最先端技術を用いたメカもの、凝ったフォルムや装飾をそぎ落とした繊細で洗練されたプロダクト、さらに、いまでは海外のひとも普通に使う言葉「KAWAII」で形容されるような、いわゆるキャラクター的なアイテムまで、どれも、日本の知恵や技、美意識が生きていて、実用的で楽しい気分にしてくれるものばかり。ぜひ自分の目と手でそれらの魅力をたしかめたい。