祐真朋樹・編集大魔王対談|vol.10 AMBUSH®デザイナー VERBALさん、YOONさん
FASHION / WOMEN
2016年11月1日

祐真朋樹・編集大魔王対談|vol.10 AMBUSH®デザイナー VERBALさん、YOONさん

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ユニークで大胆なデザインが唯一無二の存在感を放ち、ほかのブランドとは一線を画したスタイルを貫く「AMBUSH®(アンブッシュ®)」。世界中からカスタムオーダーも受け、カニエ・ウェストやジェイ・Zなどのセレブリティたちも愛用していることから話題を呼び、国内外から支持を得ている。東京・渋谷にオープンしたばかりのブランド初となるフラッグシップショップ「AMBUSH® WORKSHOP」で、ブランドを立ち上げたきっかけから、クリエイションに対する熱い想いまで話を聞いた。

Interview by SUKEZANE TomokiPhotographs by NAGATOMO YoshiyukiText by HATAKEYAMA Satoko

ブランド設立8年目にして初の路面店オープン!その反響は?

祐真朋樹・編集大魔王(以下、祐真) ショップの場所、すごくいいロケーションですよね。ここに初めてのショップをオープンすることになったいきさつを教えてください。

VERBALさん(以下、VERBAL) アンブッシュ®のオフィスはここから明治通りをはさんだ神南にあったんですが、YOONと「ショップ兼オフィスがあったらいいよね」とずっと話していたんです。ショップはオフィスの隣か同じビルにあるというのが理想でしたけれど、青山、渋谷、中目黒、西麻布と探していたんですがなかなかいい物件がなくて……。そうしたら去年、ここが空くという情報が入ってきて、すぐに内覧させていただいて「ここだね!」となったんです。

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祐真 渋谷でも原宿でもないような場所というのがいいですよね。

VERBAL YOONとは、渋谷に近い原宿、もしくは渋谷に近い青山あたりかなとざっくりとは話していたんです。特にこだわりがあったわけではないんですけれど、人が行き来しやすい場所でありつつも、大きい道路に面したショップにはしたくなかったんです。理想が大きく膨らんで、そんな場所ってあるの?という話ではあったんですけれどね。

祐真 たまたまだったにせよ、そういう場所が見つかったというのがラッキーでしたね。すごくいい場所だと思いますよ。

YOONさん(以下、YOON) 私たちにとっては初めてのショップなので、いろいろと勉強したいという気持ちもあります。ショップとオフィスが同じ建物内にあれば、お客さんがどういうアイテムに反応してくれるのかなど、好みや意見がダイレクトに伝わってきます。ブランドをさらに成長させていく意味でもショップの上にオフィスがあるのが理想だねと2人で話していたら、それが実現して嬉しいです。

祐真 ショップとオフィスが近いということは、買ってくれるお客さんの顔が見えるということでもありますよね。オープンして一ヶ月ですけれど、実際、どういった反応がありますか。

YOON 商品の動きが目に見えたのはもちろんですけれど、オンラインショップの売上が増したり海外のセレクトショップから追加発注が来たりと、思いもよらなかったところでも動きがありました。アンブッシュ®のアイテムは存在感のあるものが多いので、派手というイメージが強かったと思うんです。ショップもみなさんがイメージされていたのはおそらく派手でインパクトがあるものだったのかもしれません。でも私たちは基本的にはシンプルでミニマルなものが好き。ここでは、そんな相反する部分も表現できたと思うんです。だから来ていただいたお客さんも意外に思った部分もきっとあって、今まで躊躇していた方も手に取っていただけたのかもしれません。

祐真 つまりは、新しいお客さんが来てくれたということでもありますよね。

VERBAL はい。路面店なので、キャットストリートを歩いていてふらっとお越しいただいた方とか、初めて来店していきなり大きなピースを購入していかれるお客さんもいらっしゃいました。一ヵ月経った今は、実際のお客さんの反応がデータの数字よりもぎゅっと凝縮されて見えて、イメージが一層湧いてきています。ショップを運営している方たちからしたら当たり前すぎる話かもしれないんですけれど、こんなお客さんも来るんだ!という気づきがあったり、次の商品展開に繋がるということが、僕たちにはすごく新鮮なんです。さらに、ショップでご覧いただく商品はオンライン上で見ていただくよりも質感も詳細にわかるので、実際に手に取って喜んでいただいて購入してもらえるというのがすごく面白いです。

祐真 ショップができたことで、セレクトショップのコーナーで見る印象と、ここの空間で実際に見るものとで印象が違ったということなんでしょうね。何が一番変わったと思いますか?

YOON アンブッシュ®というブランドに対するイメージだと思います。他のブランドと並んで置いてあるのと、世界観が同じアイテムと一緒に置いてあるのとでは、やはり訴求力が違うのかなと。

祐真 ブランドのイメージがはっきりしたということでもあるのかもしれないですね。今後、どういうものにしていきたいというイメージはありますか。

VERBAL どのブランドでもそうなのかもしれないんですけれど、自分たちのルーツである「ストリート」と今っぽさとのバランスをうまく商品に盛り込んでいくことだと思います。自分が思い描いているものを、YOONが商品という形にしているんですが、そのイメージを前に進められたらなというのは常に思っています。それはショップができたことで少しづつできてきているかなとも。

YOON ショップに関しては、本格的にVMD(ヴィジュアル・マーチャンダイジング)を勉強してきたわけではないんですが、自分がカスタマーとしていろんなショップを見てきた経験があるので、単純に面白そうだったり、やりたいことを試している状況です。あえてショップのインテリアをシンプルにした理由もそこにあるんです。

祐真 確かに空間はすっきりしてシンプルに作られていますもんね。

YOON ジュエリーって、同じデザインで素材と色を変えて毎シーズン展開するというように、コンサバになりがちなんです。アンブッシュ®は今までのジュエリーブランドとはスタイルもアプローチも違う新しいビジネスモデルを構築しているので、そのスタイルを前に出せる場所が欲しかったというのもあるんです。片山(正通・インテリアデザイナー)さんと打ち合わせをする時も、毎回新しさを感じられる場所にしたかったので、シンプルさは特にお願いをしたところでもあります。

VERBAL とはいっても、ショップに関しては初めてのことばかりなので、毎日が勉強ですけれどね。

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祐真 ブランドはもうスタートしてどのぐらい経つんですか。

VERBAL スタートしたのは2008年からなので、今年で丸8年になります。ジュエリーを趣味で作り始めたのは2004年ぐらいで、音楽活動を始めてちょうど4、5年経った頃ですね。当時は「Bling-Bling」というフレーズが普及し始めて、いわゆる「印税が入ったら自分でジュエリーを買う」というラッパーたちに由来したイメージではないですが、自分も最初はオリジナルのジュエリーが欲しいと思ったのがきっかけでした。他店で既存のものを探してはいたんですけれど、なかなかピンとくるものがなくて。そうしているうちに、カスタムオーダーを一緒にやってくれる造形の方と出会い、実際に作品を作っていただくうちに、セレクトショップに置いてもらえるようになっていったんです。

祐真 そういえば、僕が初めてアンブッシュ®を見たのはリカー(、ウーマン&ティアーズ。2010年に閉店)でした。

VERBAL それで2008年頃にカニエ(・ウエスト)とか海外の方々からオーダーをいただくようになったんです。その頃は、ピンクとかグリーンで地金を塗装するという、当時にしては斬新な発想でジュエリーを作っていました。そのうち光栄にもパリのコレットからオーダーをいただくようになったので、じゃあブランドとしてローンチしようと生意気にも思ったのがブランドの始まりまりです。

YOON そこから「やるんだったらちゃんとやらなきゃ」と本格的に始動したのが2012年です。ジュエリーってシーズンよりもコレクションベースなんです。自分たちが伝えたいストーリーやアイデアはあったので、ストーリーをコレクションごとに変えていって、ジュエリーで表現したらおもしろいんじゃないかと思って。だからブランドとしてちゃんとしたスタートを切ったのは、気持ち的には2012年からという想いが強いです。

VERBAL その頃は、まさかブランドとして成り立つなんて思ってなかったのが正直な気持ちです。生業にするという意識はなくて、YOONもグラフィックデザインの仕事で忙しくしていたし、ファッションはまったく違う畑でしたから。

祐真 今はジュエリーのほかにも、服のコレクションも展開していますよね。それはいつ頃から作り始めたんですか?

YOON ジュエリーを作ったらバイヤーやメディア向けにルックブックを作る必要性が出てきて、最初は他のブランドの服を使ってヴィジュアルを作っていたんです。でも、アンブッシュ®はストーリー性が強いので、他のブランドの服を絡ませると馴染まないというのに気づいて、トップスぐらいならと思って作ったら意外と良い反応をいただいたんです。そこからスタートして、前シーズンからはデニムを強化しながら展開をしています。

祐真 つまりは、ジュエリーのストーリーを完成させるために服が必要だったということですか。

YOON そうです。服のブランドはアクセントとしてジュエリーをプラスしているけれど、アンブッシュ®はその逆で、ジュエリーありきで服を作っています。

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Page02. できる限りピュアな心をキープできるブランドでありたい

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できる限りピュアな心をキープできるブランドでありたい

祐真 では今シーズン、伝えたいストーリーとはどういったものですか。

YOON 1976年は、イギリスでパンクとレゲエがアンダーグラウンドから出て来て、お互いに影響をうけた年です。クラッシュとかヴィヴィアン・ウエストウッドとかセックス・ピストルズとか、パンクの人がレゲエのサウンドを入れたり、レゲエの人たちもパンクのサウンドを入れてみたり、互いに影響を受けていた面白い年のムードをジュエリーで表現しています。

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祐真 パンクやレゲエは、もともと好きなジャンルだったんですか。

YOON 私もVERBALも元々サブカル好きなんです。自分たちがやりたいことをやって、それがムーヴメントになってノイズになる。そういうピュアなところが好きなんです。モノをつくる立場として、素から出てくるピュアな気持ちを忘れたくないというのもあります。ビジネスは大きくなりすぎるとそういう気持ちがどんどんなくなっていきがちですよね。可能な限りピュアな心をキープできるブランドでいたいんです。だからインスピレーションをもらうのはそういったムーヴメントに関わっている人たち。それと、ユースカルチャーです。

VERBAL 特にユースカルチャーは、理屈じゃないところに惹かれます。レゲエとロックを混ぜたらいいかも、というのは、大人の感覚ならまずないことだと思うんです。日本で様々なシーンが始まったのも、なんかノリでやってみたら偶然に生まれてしまったというところが多いと思うので。そういうところからもYOONはインスピレーションを受けているし、僕も刺激を感じています。

祐真 ブランドを始める前とか、それこそ音楽やグラフィックを始める前からこういうことへの興味があったはずで、そこが変わってないんでしょうね。

YOON ファッションは大好きでした。学校に行って縫製を学びたいっていうレベルではなく「ファン」という感覚のほうが近くて、絵やビジュアルが大好きだったので雑誌や本はいっぱい読みました。それと私たち二人とも実際に服を着ることが好きなので、ただ見るだけじゃなく、たくさん服を着て感じた部分もあります。そういった経験ってすごく大事だと思っていて、デザインをする立場としても、その気持ちを大切にしていきたいと思っています。

祐真 服に関しては、着てみてわかることって本当に多いですからね。

YOON そうなんです。女性が作るレディスの服とゲイの男性が作るレディスの服が違うように、ジュエリーも同じだと思うんです。実際に服をたくさん着て感じた時期があったから、今になってそれをうまく形にできているのかもしれません。

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祐真 いいですね、熱い!本当にその通りだと思います。そして、VERBALは音楽活動で忙しくしていながら、クリエイションを続けていますよね、ファッションと音楽は深く繋がっているものですけれど、どういった関係を保っていますか。

VERBAL 良い部分と良くない部分、もちろん両方あります。僕はもともと音楽をやっている人間ですけれど、自分が発信したいものを世に見てもらうって意味では、音楽もファッションも一緒です。YOONと一緒に両方を形にしていく中で、「音楽をやりながら服も作っている人」という片手間にやっているような見え方だけは絶対に嫌ですね。海外だとそれがまったくなんの先入観もなく商品だけを見ていただけるので「えっ、音楽をやっていたんだ!」みたいな反応をされることが多いのも特徴的です。だからアンブッシュ®はアンブッシュ®で見ていただきたいという反面、音楽とファッションは切っても切れない関係でもあるので、そこはうまくバランスをとっていきたいと思っています。

祐真 実際に音楽をやっているからこその「ひらめき」のようなものはあったりするんですか。

VERBAL 実際、そういうのばかりですよ(笑)。YOONが僕のスタイリングを手伝ってくれるんですけれど、例えば僕が男子目線で服を選んでも、ステージでの見栄えを考えてくれてアドバイスをくれたり。確か2005年頃だったんですけど、おろしたてのラフ・シモンズに勝手に刺繍とかをつけられてて、「え、ちょっとこれ買ったばっかりなんだけど」って言ったら、「こうじゃないとステージでは映えない」ってYOONが言うんです。彼女にしてみれば、ラフがどうのじゃなく服として見て、どうやったらステージで映えるかっていう感覚です。いま振り返ってみるとその通りだと思うんですけれど、当時はかなりびっくりしました。

YOON そのときは、スタイリストをしたかったわけじゃないんですよ。ロックはこのルックス、ラッパーならこのルックスって固まっていたことに当時疑問を感じていました。よく考えれば、ラップをしていてもファッションと一緒で個人個人にストーリーがあるわけで、それに合わせるものを持ってくればいいだけなのに、単純にラッパーだから「これでしょ」って決められるのが嫌だったんです。これまでの歴史をみても、印象に残っているアーティストって自分らしさのある人たち、すなわちスタイルを持ってる人たちなんですよね。彼らも単純に自分たちが着たいものを着たからスタイルができたのだと思うし、彼にも言ったのが「自分らしさを出したほうがいいんじゃないの」ということです。普段着と同じ私服のままステージに上がるほうが逆にカッコいいし、ステージと私服にギャップがあればあるほどダサいと思っちゃう。サングラスだっていっぱい試してみたからこそアイコンになったし、そういうことは今までにいっぱいあります。

祐真 その通りですね、素晴らしい。「VERBAL」っていうジャンルができましたよね。アンブッシュ®らしいといえば、釘のピアスもいいですよね。

YOON これは今年の1月に発表した「HALBSTARKE(ハルプシュタルケ)」というコレクションです。1950年代ドイツに現れたハルプシュタルケと呼ばれる少年達からインスピレーションを得ました。いわゆる世俗文化や階級社会に反発心を抱いていた若者達のことなんですけど、お金がないから手作りでファッションアイテムを作っていて、本当の釘をデニムにつけていたり、パンクの前にいたパンクだったんです。その若者達を捉えたカールハインツ・ワインベルガーというフォトグラファーがいて、彼の作品である「REBEL YOUTH」という写真集に大きな影響を受けました。

VERBAL ハルプシュタルケは、ドイツ語で直訳すると「悪ガキ」らしいですけどね(笑)。

YOON ジュエリーって一般的にステイタスを表すものとされていますけれど、本来は自分らしさを表現するものだと思います。自分らしくいられるものであれば、プライスは50円でも5千万円でもよくて、自分らしくいられてそれを表現できるならいいと思うんです。彼らの着け方もそんな感じですごくカッコよくて、このコレクションも自分らしく自由に着けてもらいたいですね。

祐真 YOONが今つけているシールドのチョーカーは?

YOON これは最新コレクション「SURPLUS SOUND SYSTEM(サープラス・サウンド・システム)」のアイテム。60年代のパンクやレゲエムーブメントにフォーカスし、全く違う2つのエレメントをミックスさせました。アパレルアイテムも、わざとオーバーサイズでゆるく作っているのが特徴です。

VERBAL DIYなところにインスパイアされることが多いですね。ヒップホップもそうですけれど、モノがないなかでどうやって自分の個性を出していくかというところから始まっているし、そんなシーンに自分たちも触発されることが多いです。

YOON 私たちのアイデアを工場に持っていって、作り手の方々に苦い顔をされることも多々あります。私はできるんじゃない?と前向きに思っていたんですけれど、難しいと言われたことは何回もありますよ。

VERBAL コミュニケーションの難しさはブランドを始めた当初からけっこうありましたね。たとえば最初に作ったリングが、指に王冠が乗っているものだったんですけど「これを作りたい」と言ったら「難しい。落ちたらどうするの?」「いやいやそんなこと考えないでとりあえず作って欲しい」というところから始まって(笑)。最初はそんな風でしたけれど、その後は業者さんや工場の方とはその後はダイレクトにコミュニケーションをとるようにして、こちらの想いを伝えていくプロセスを作り上げてきたので、今はとても円滑に進めることができています。

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祐真 やっぱり新しいものや面白いものを作ろうとすると、はじめは困惑する人も多かったりするものですよね。

YOON でも、最終的にはみなさん形になったら喜んでくださるんですよ。「できるんだ!」って、お互いに達成感が共有できて。

VERBAL あとは作り手の方たちにショップに来ていただいたり、アーティストが実際に着けているのを目にしていただくと喜んでもらえますね。

祐真 いろんなセレブリティがアンブッシュ®のアクセサリーを身につけていると思いますけど、面白かったり、意外だったエピソードを教えてください。

YOON 最近だと去年のクリスマスですね。カニエ(・ウエスト)にプレゼントしたいからとクリス・ジェンナー(カニエの妻であるキム・カーダシアンの実母)から連絡が来て、12月24日までに欲しいって言われたんです。でも出来上がるのが23日だったので「FEDEXなら年末に着くよ」って返信したんですけれど、「24日にないとダメ!」と言われて。結局うちのスタッフに飛行機でL.A.に日帰りで持って行ってもらいました(笑)。

VERBAL そういうパターンが結構多いんです。スクリレックスからパリの展示会で見たブレスレットをグラミー賞で着けたい、さらにそこに自分のロゴを入れたいと。展示会が1月だったので、6月には届くと返したら、グラミー賞は2月だと言われて「あ、そっかー!」って(笑)。頑張ってみるけど間に合うかどうかはわからないと返事をしたら、「間に合わないと困るよ。絶対に着けたいんだ!」と熱く想いを伝えてきたんです。これも実は先ほどお話ししたカニエへのプレゼントの直後だったのですが、またもや同じスタッフにL.A.まで手持ちで行ってもらいました。「またですか!?」と言われてしまいましたけど(笑)。

YOON 連続で行ってもらったので少し可哀想でした。24日はクリスマス・イブなので、お店はほとんど閉まっているし……。

VERBAL 「日帰りだけどせっかくだからL.A.を楽しんでよ」って言ったら、どこも空いてないと。国際宅急便も閉まっているって、そんなことあるんだ!ってビックリしました。そんなときこそいつも開いていてよって思いましたけど(笑)。

祐真 アンブッシュ®ならではのすごいエピソードですね。でもこれからロンドンもニューヨークも2時間半で行けるってある宇宙飛行士が言っていましたよ。10年以内にそうなるらしいです。世界中が日帰り可能に(笑)。

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YOON いろんなところで、世界って狭くなってきていますしね。

祐真 セレブリティの熱い想いに応えたいとはいえ、明日持って来て欲しいっていうのはしんどいですね(笑)。

           
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