FLISTFIA|注目のドメスティックメンズブランド「フリストフィア」2013春夏コレクション
FLISTFIA|フリストフィア
素材感、シルエットにこだわったインナーに特化
“中間色”が特徴の最新コレクション
2009年春夏にスタートし、6シーズン目になる「FLISTFIA(フリストフィア)」は、インナーに特化したメンズブランド。素材感、シルエットにこだわりをもち、2013春夏シーズンもカットソー生地のシャツや吊り編みで作られた裏起毛スウェットなど、男心をくすぐるディテールには要注目だ。サイジングのバランスによってハイクラスな雰囲気も兼ね備えたブランドの最新コレクションを、デザイナーの倉本浩史氏が解説する。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
気がついたら「これいつも着ているな」と思うような服作り
――2013春夏コレクションのテーマ/コンセプトは?
毎シーズン、とくにテーマは設けずに、そのときどきの作りたいものを作っています。
――テーマ/コンセプトについて教えてください。
皆が経験のあることだと思いますが、値段の張るものや憧れていたものを思い切って購入したが、あまり着用せずにワードローブに眠らせているケースがあったりすると思います。逆にとくに考えずに気軽に買ったものを、気がつけばいつのまにかヘビーローテーションにしているケースもあります。
フリストフィアでは、ついつい毎朝手に取ってしまい、気がついたら「これいつも着ているな」と思うような服作りを心がけています。オーバークオリティだけではなく、ポップな要素も大事なクオリティの一つであって、サイズ感、素材感、ディテール、そして価格などの総合的なバランスを大事なコンセプトにしています。
――キールック(コーディネイト)は?
キールックは上の3コーディネイトです。カジュアルなアイテムのカーディガンを、あくまでもカジュアルの枠組のなかで、少しだけ上品でクリーンな雰囲気にして、軽くサラッと着こなす重ね着スタイルを提案しています。
――キーアイテムは?
ピッチの異なるランダムボーダーは、それぞれのボーダーピッチを1mm単位で実際のパターン上で合わせて、修正を繰り返しながら最良のバランスになるように仕上げているので、雰囲気の良いアイテムになっていると思います。また、天竺素材のシャツなども、カットソーを作る仕様ではなく、より布帛のシャツに近い仕様で作ったので、カットソーならではの着心地のよさにくわえて、しっかりとしたシャツの仕立て具合も感じられるカットソーシャツになっています。
――キーカラーは?
毎シーズンいえることですが、“フリストフィアの色”をすごく大事にしています。はっきりとこれは何色とは言えない、中間色というか微妙な色使いを出すようにしています。フリストフィアにとってもっとも大事な要素かもしれません。
――注目しているデザイナー/ブランドを教えてください。
MARGARET HOWELL
――ファンにメッセージを。
毎シーズン、色ちがいや素材ちがいで購入していただいているお客さまがいらっしゃるようで、とてもうれしく思います。これからも大きくは変わらず、少しの変化を大事にしていきますので、毎シーズン楽しみにしてもらえたらと思います。
<主な取り扱い店>
RECORD(東京)、乱痴気Centraaaaal(東京)、マルティニーク(東京)、O代官山(東京)、Peau del’ours(札幌)、Unlimited lounge(名古屋)、SILVER and GOLD(大阪)、山口ストアー(大阪)、INVOICE(福岡)、BRANCH(福岡)
FLISTFIA(フリストフィア)
Tel. 03-6323-4829