NY・ブルックリンにある教会名がテーマの最新コレクション|Enharmonic TAVERN
TOKYOメンズブランド特集|Enharmonic TAVERN
「エンハーモニック・タヴァーン」2015-16年 秋冬コレクション
NYにある教会名がテーマの最新コレクション
デザインチームEnharmonicが手がける「Enharmonic TAVERN(エンハーモニック・タヴァーン)」の今季のテーマは「TAVERNACLE」。Tavern(酒場)に集まってくる多種多様な人種、職種の人びとの世界観を表現するブランドの新作について、彼らに聞いた。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
教会がもつ凛とした洗練された空気感をプラス
──2015-16年 秋冬コレクションのテーマ/コンセプトは?
ニューヨークはブルックリンです。ストリートのなかにモード、グランジ感が混在する町にある教会の名称が「TAVERNACLE」。ストリートスタイルを軸に教会がもつ凛とした洗練された空気感をプラスし、ラグジュアリーでありながら、ベーシックなアイテムを展開します。
──今シーズンのルック撮影でこだわったポイントと、注目してほしいところは?
テーマのワードにある“Brooklyn”をベースとし、リアルな生活との温度差を縮めるクローゼットのなかの服との組み合わせを、そして着用時のシチュエーションを、より明確にイメージしやすいようなルックを意識しました。
──スタイリング、シルエット、カラーなど、昨年の秋冬コレクションとのちがいは?
サイズ感を、よりリラックスした着用イメージになるようにしています。ステンカラーコートはロング丈にし、ワイドシルエットパンツなどあらたなトレンドを取り入れています。
また、教会がもつ穏やかな光や凜とした空気感をナイロンやベルベットのもつ光沢で表現し、昨年とはまたちがったラグジュアリー感を出しています。
──今シーズンのキールック(コーディネート)は?
ワイドパンツとロングステンカラーコートのコーディネートです。インナーのタートルネックはフロントがボタン開きになっているので、インナーにもレイヤードにもアレンジが可能なデザインになっています。
ミリタリーを連想させるアイテムやカラーに注目
──キーアイテムとキーカラーは?
キーアイテムは、5wayモッズコート、リネンとナイロンがコンビとなったM-65、ワイドシルエットのイタリアンアーミーパンツ、カーキ色で製作したオイルドコートなど、ミリタリーを連想させるアイテムやカラーがキーになります。
──今シーズンこだわった「素材」は?
5Wayモッズコートに使用しているウール地です。ウール梳毛90番スーパー120’sの超細番手を双糸に撚り、高密度のメルトン加工をほどこしました。細番手の光沢とスーパー120’sの柔らかさを兼ね備えていて、合成繊維では出せない保温力もあります。
──「今シーズンの気分」を一言で表現してください。
凛とした空気感とストリートのマリアージュです。
──ブランド(デザイナー)のクリエイティビティを刺激するモノは何ですか?
先人たちが築いてきた歴史であったり、社会性のある動きであったり、また、地球環境などの自然的なものであったり、さまざまなことが源になり得ます。ときには、より生活に近いところから刺激を受けることもあります。感度の高いアンテナをいつも張っておくこと、そして小さなことに疑問をもつことがクリエイティビティに繋がると思います。
<主な取り扱い店>
下記ホームページを参照
phoneme co.,ltd.
Tel. 0564-64-0585
http://enharmonictavern.jp/