よりエレガンスに進化した「カルティエ 心斎橋ブティック」|CARTIER

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FASHION / NEWS
2021年6月11日

よりエレガンスに進化した「カルティエ 心斎橋ブティック」|CARTIER

CARTIER|カルティエ

国内に5店舗ある“ハイエンド ブティック”のひとつ

2021年5月20日、関西の旗艦店である「カルティエ 心斎橋ブティック」が移転リニューアルオープンした。日本の伝統とメゾンの美意識が融合した空間に、幅広いアイテムをラインナップ。ゲストのニーズにあわせた品々を提案する。

Text by WASEDA Kosaku(OPENERS)

日本の伝統のカルティエのクリエイションが融合した空間が広がる

関西の旗艦店として2000年にオープンした「カルティエ 心斎橋ブティック」。2021年5月20日、メゾンの真髄を象徴する場所として、移転リニューアルオープンした。
カルティエは日本市場の要請に応えるために、 国内5店舗を “ハイエンド ブティック” と位置づけ、 ハイジュエリーを常時展示する特別な店舗として展開。心斎橋ブティックもそのひとつだ。
ジュエリー、 ウォッチをはじめ、 レザーグッズや昨年本格的に展開をスタートしたフレグランス、 インテリアを彩るオブジェやアクセサリーなど、 幅広い製品が取り揃う。
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歴史と近代性、洗練された雰囲気をもつ大阪・御堂筋の街並みに溶け込む外観はクライン ダイサム アーキテクツによるもの。ファサードの素材は古くから日本の社寺建築などに用いられてきた国産のヒノキが使われている。桝型のウッドピースを積み上げたファサードは、昼夜で表情を変える有機的なデザインが目を引く。
インテリアデザインはブルーノ・モワナー氏が手掛けたもの。大阪の文化、歴史、自然環境とエレガンスを組み合わせ、フェミニンでモダンな空間が広がる。曲線的なエントランスから、桜の花びらにちなんだカラーを基調とするウィメンズエリアが広がり、大きなアートウォールがゲストを迎える。
これは日本の伝統とカルティエとの出会いを象徴する、アーティスト安喜万佐子氏の作品だ。大阪の長い歴史とともにある“水”がテーマになっており、金箔によって浮かび上がる古代の海岸松が水鏡に映るよう配置。古来の表現を現代に引き継ぐ水のかたちをプラチナ箔で、 そこにカルティエの象徴であるパンテールを焼き銀箔で表わしている。
またBARカウンターが設置されているのもポイントだ。Maison=家という名にふさわしく、ゲストひとりひとりに合わせた要望を、くつろぎと親密な雰囲気のなか汲み取り、ふさわしいアイテムを提案する。
2Fには、ユニークで洗練されたインテリアが設えられたサロンスペースが広がる。カルティエの伝統的なパンテールのスポッツモチーフが御堂筋を想起させるイチョウに変化する、漆塗りの作品が飾られている。これはパリで3代続く漆工房アトリエ ミダペインが手掛け、初のパンテール作品に登場したスポッツモチーフのグラフィカルさを捉えた作品だ。
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さらに国内初の試みとしてデジタルプレゼンテーションが可能な大型モニターを設置。新たなコミュニケーションを創造する場として活用される。
サロンスペースの横に位置するプレステージエリアでは、3Dプリントした素材で覆われたドア、手作業で作り上げられた壁紙、パネル細部にいたるまで、カルティエのクリエイションが最も美しく見えるよう緻密にデザインされている。
そのほか日本の伝統的な木工技術である組子を採用したウォールが印象的なユニセックスエリアやメンズアイテムやアクセサリーを取り揃えるエリア、そしてアフターケアを対応するカスタマーサービスなど、メゾンとしてのミッションを果たすにふさわしいエリアが備わっている。

「カルティエ コレクション」の展示や限定バッグを展開

「カルティエ コレクション」は1860年代から2000年代の作品をアーカイブしたもの。 これらは、カルティエの歴史に刻まれたスタイルと創造性を示す有形の記録としてだけでなく、 19世紀末からの宝飾芸術と社会の進化の広い歴史をたどる資料でもある。収蔵作品数は約3,500点を数え、有数の美術館や文化機関から熱い注目を集めてきた。
「カルティエ 心斎橋ブティック」では「Precious Cartier Symbols: Love, Family Bonds and Happiness―愛と絆・幸福のシンボル―」と題し、「カルティエ コレクション」より愛・絆・幸福のシンボルをテーマに31のアーカイヴピースが6月20日まで特別展示される。
また今年春リリースされた新作「ドゥーブルC ドゥ カルティエ」より、ナノサイズのパウダーピンクを国内では心斎橋ブティック限定モデルとしてリリースする。カルティエ ファミリーのイニシャル”C”を2つ重ねた伝統的なロゴ「ドゥーブルC」を現代的に解釈。 気品あふれるミニマルなデザインが印象的なバッグだ。

「ドゥーブルC ドゥ カルティエ」ショルダーバッグ ナノモデル

  • 素材|カーフスキン
  • カラー|パウダーピンク
  • 価格|23万6500円

カルティエ 心斎橋ブティック

  • 場所|大阪府大阪市中央区西心斎橋2-1-3
  • 営業時間|12:00~20:00
問い合わせ先

カルティエ カスタマー サービスセンター
Tel. 0120-301-757