NAISSANCE|注目のドメスティックメンズブランド「ネサーンス」2013春夏コレクション
NAISSANCE|ネサーンス
2013春夏コレクションのテーマは、「PLEIN SOLEIL / 太陽がいっぱい」
普遍性とあたらしさが同居する独自のスタイル
スタイリスト、フォトグラファー、ディレクター、デザイナーなどマルチな活躍をつづける熊谷隆志氏が自身の美意識の中心にありつづけるものだけを抽出し、収斂(しゅうれん)し、再び対峙することで生まれたメンズブランド「NAISSANCE(ネサーンス)」。最新コレクションをデザイナーの熊谷隆志氏が解説する。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
南仏の海をイメージさせるスタイルがキールック
――2013春夏コレクションのテーマ/コンセプトは?
「PLEIN SOLEIL / 太陽がいっぱい」です。
――テーマ/コンセプトについて教えてください。
1960年代の南仏を舞台にした映画『PLEIN SOLEIL(太陽がいっぱい)』をイメージソースにした今回のコレクション。時代を超えて愛される名作をモチーフに、普遍性とあたらしさが同居する独自のスタイルを提案しています。
――キールック(コーディネイト)は?
フィッシャーマンキャップにベリーショートパンツ、ネップ調のリネン開襟シャツを合わせた、南仏の海をイメージさせるスタイルです。
――キーアイテムは?
着込んでいくにつれて風合いが深まる硫化染のリネンジャケット、長年着ているようなシワ感を表現したアウター、オリジナルのフレンチチェックのジャケットやストール、ヴィンテージシャツのディテールを採用したプリーツシャツ、着心地のよいソフトな質感のネップデニムのセットアップ、ハンドメイドで仕上げたラウンドフレームの眼鏡など。
――キーカラーは?
カラーパレットは、ホワイトやインディゴ、ライトブルーのマリンカラーにくわえ、さまざまなトーンのグリーンやオレンジ、ピンクなど、どこか懐かしさを感じさせる、褪(あ)せたような色調が60年代のムードを醸し出します。
――注目しているデザイナー/ブランドを教えてください。
Saint Laurent by Hedi Slimane
――ファンにメッセージを。
1シーズンだけではなく10年、20年とネサーンスを着つづけていただけるとうれしいです。