SABLE CLUTCH｜2014年春夏コレクション

SABLE CLUTCH｜セーブルクラッチ

トレンドを加味しつつ“ワークエレガンス”をつらぬく

オーセンティックでリゾート感あふれる春夏コレクション

「SABLE CLUTCH（セーブルクラッチ）」は、2007年春にブラックデニムのみの11型でブランドをスタート。その後ラインナップを増やし、現在はトータルブランドとして展開している。ディレクターの山口征孝氏は、長年デニム制作に携わり、とくに加工技術にかんしては豊富な知識と経験を有し、メゾンブランドからナショナルブランドまで、さまざまなブランドの加工アドバイザーを歴任してきた。セーブルクラッチでは、デニムやレザーなど、男らしいオーセンティックなアイテムをスマートに落とし込んだスタイルを提案している。

Text by KAJII Makoto （OPENERS）

クリーンでシンプルに――リアリティのあるルックを提案

――2014年春夏コレクションのテーマ／コンセプトは？

今シーズンのテーマは「HAMPTON（ハンプトン）」。NY郊外にある避暑地、ハンプトンをイメージソースに、リゾート感あふれるコレクションを展開しています。カジュアルなセットアップの着こなしの提案や、カットソー素材のジャケットやスラックスなど、セーブルクラッチらしいスマートなシルエットながら、リラックスした雰囲気を表現したコレクションになっています。

――今シーズンのルック撮影でこだわったポイントと、注目してほしいところは？

あえて難しいことはせず、クリーンでシンプルに、リアリティのあるルックを提案しています。

――スタイリング、シルエット、カラーなど、昨年の春夏コレクションとのちがいは？

今季は、いままであまり展開していなかったブライトカラーが豊富ですね。

――今シーズンのキールック（コーディネイト）は？

テーマと重複しますが、カジュアルなセットアップやカットソー素材のジャケットなど、リラックスした雰囲気とタイトシルエットという相反する要素をミックスしたスタイリングです。