ANACHRONORM|2014年春夏コレクション
ANACHRONORM|アナクロノーム
今シーズンのテーマは、“NEXT VINTAGE ERA AND URBAN UNIFORMS”
ふたつのレーベルの世界観を着こなす
「かつてビート詩人たちが集まっていたといわれる、ニューヨークの“MORNINGSIDE PARK”周辺のコーヒーショップに集まる人びとをイメージしスタイリングしている」という、今シーズンの「ANACHRONORM(アナクロノーム)」。エイジングされたパンツに、さまざまな生地のジャケットを合わせたスタイルに注目したい。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
「ANACHRONORM Reading」と「Anachronorm CLOTHING」の表現とは
――2014年春夏コレクションのテーマ/コンセプトは?
テーマは、「NEXT VINTAGE ERA AND URBAN UNIFORMS」です。
「ANACHRONORM Reading」では、つぎの時代のヴィンテージをコンセプトに、架空の4人の人物が過ごした1960年代前後の世界を想像し、彼らがそれぞれ異なる場所、場面で使用することでアイテムに刻まれた“ストーリー”を表現。
また、「Anachronorm CLOTHING」では今季、さまざまな生地で製作されたスリーピースアイテムを中心に、現代に生きる人びとに向けたユニフォームとして位置づけ、気負わずデイリーに着用できるジャケットスタイルを提案しています。
――スタイリング、シルエット、カラーなど、昨年の春夏コレクションとのちがいは?
CLOTHINGラインでは、シャツやコートに発色の良いカラーのアイテムが見られ、着こなしのアクセント、主役として使えるアイテムをラインナップしています。
――今シーズンのキールック(コーディネイト)は?
エイジングされたアイテム(パンツ)に、さまざまな生地のジャケットを合わせたスタイルは、今季を象徴するストーリーを感じさせるコーディネイトとなっています。
モデルの経年を想像し製作したペインターパンツに注目
――キーアイテムとキーカラーは?
キーアイテムは、「SNOW CAMOFLAGE Set-Up」。1960年代にドイツ軍で採用されたスノーカモ柄を、生成りカス残しチノ素材にプリントした、ミリタリーをアナクロノーム独自の視点で解釈したオリジナルファブリックを使用したコート。ラペルジャケット、ベスト、パンツ2型(ショーツ、トラウザー)。
すべてハンドのパッチワークリメイクで仕上げられたペインターパンツ。ブランドスタート時にも展開していたモデルの経年を想像し製作しています。
――今シーズンこだわった「素材」は?
1960年代にドイツ軍で採用されたスノーカモ柄を、生成りカス残しチノ素材にプリントした、ミリタリーをアナクロノーム独自の視点で解釈したオリジナルファブリック。
――今、ファッションシーンで注目していることは?
2010年代のファッションスタイルのあり方。個々のライフスタイルや背景が色濃くあらわれた等身大のアイテムチョイスやスタイリングに注目しています。
――仕事/プライベートにかかわらず、2014年の目標を教えてください
2014-15年秋冬シーズンで10周年を迎えるアナクロノーム。その節目となる年に向けての立案した企画の実現と成功を目指しています。
<主な取り扱い店>
ANACHRONORM Context Gallery(直営店)、BALANCE OKAYAMA
問い合わせ
ANACHRONORM Context Gallery
Tel. 03-5784-2669
http://www.anachronorm.jp/