FUJITO|デザイナー藤戸 剛が語る2013年夏コレクション
バンダナやソックスなど小物を上手にコーディネイトして、海へ
デザイナー藤戸 剛が語る「2013年夏コレクション」
コレクション全体がすっきりとクリーンで、いつものシルエットの美しさをあえて少しラフにして、開放感もアピールする「FUJITO(フジト)」の夏コレクション。デザイナーの藤戸 剛氏が解説する。
Text by KAJII Makoto (OPENERS)
夏の海の色を想像させるブルートーンのコーディネイト
──2013年夏コレクションはテーマを設けましたか?
今回もはっきりとしたテーマは設けずに製作しましたが、春と同様により明るい気分になれるようなアイテムを作っています。
──キールックの着こなしをいくつか解説してください。
ウエスタンシャツにデニムのクライミングショーツをあわせたルックはブルーのトーンで統一した夏の海の色を想像させてくれます。色数を減らして淡いグラデーションのコーディネイトが気分です。
ネイビーのハーフスリーブポロシャツに定番のデニムジーンズ“Thea”をドレスシューズで少しだけシックにあわせました。足もとの革靴でぐっと雰囲気がしまります。
──今回のキーアイテムを教えてください。
ハーフスリーブのポロシャツと、デニム素材のクライミングショーツです。
海を感じるアイテムを身につけて、気分は海へ
──夏のコレクションはどんな部分に配慮して素材やデザインなどを決めていますか?
着心地を軽くしたいので肌触りなどに注意します。ただしコシのある生地を好んで使うことにより、軽すぎることのないように心がけています。着ていくうちになじんできて、経年変化を楽しんでいただけるとうれしいです。
──今回の夏コレクションを着るときの気分を教えてください。
とにかく海へ。といいたいところですが、なかなかそうもいかないので、ビーチショーツなど海を感じるアイテムを身につけて気分だけでも海へ向かっていきたいですね。
──今回は女性モデルも登場していますね。
意識してウィメンズを作ったわけではなく、たまたま女性が着ても可能なアイテムが出来上がったのでルックにも取り入れています。ジェンダーにとらわれない着こなしが、昨今自然になってきていることもあるかもしれません。僕自身、メンズアイテムを女性がさらりと着こなしている姿は好きですね。
──では、FUJITOのファンにメッセージを。
夏のコレクションはこれまでになく小物を多く作りました。バンダナやソックスなどコーディネイトに取り入れやすいアイテムもありますので、FUJITOを感じていただければうれしいです。
<主な取り扱い店>
Beauty & Youth United Arrows、Burnish、Roundabout(http://roundabout.to/)、rumors ほか
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