連載・重松 理|「週刊 重松 理」第5回 就活
名言・明言・迷言「週刊 重松 理」
第5回 就活
重松さんが実際に履いてきた靴400余の一部を紹介しながら、“いまを語る”「週刊 重松 理」。第5回で紹介する靴は、「GUCCI」のビット。過去の連載のなかでも何度も登場している愛用アイテムでした。こちらに過去のエピソードがあります。
語り=重松 理文=OPENERS写真=JAMANDFIX
煩悩がひとを成長させる!
リクルートには、いまは全然タッチしていませんが、学生は、就活慣れしているので、本人の本質がなかなか見極められない。本当に就職活動はきっちり真面目にやりますよね。
若い世代や新入社員を見ていると、豊かな時代に育ってきたなと思います。
がつがつしていない、上昇志向がない、草食で、いいクルマが欲しいとか、海外へ行きたいとか、いい女性とつきあたいとか、欲が少ない。
不足感や渇望感が少ないんでしょうね。夢がないとういうこと。“煩悩がひとを成長させる”ので、それはあまりいい傾向じゃない。
不足感を充足させることで価値が生まれるので、価値創造がなくなってしまう。面白いものがつくりだせない。
ガツガツした若いひとを見ると新鮮ですね。若くして挫折したひとも魅力的。
ユナイテッドアローズ 東日本大震災チャリティプロジェクト
チャリティプロジェクト“MOVING ON TOGETHER!”
過去にはさまざまなスニーカーも履いてきた重松氏。とくに定番系のスニーカーもきちんとストックしてあり、『CONVERSE』のド定番「ジャック・パーセル」はレザー仕様もお気に入り。「ジャック・パーセル」は、1935年にバドミントンのワールドチャンピオンであったジャック・パーセル氏が開発にかかわり誕生した、シグニチャーモデルの先駆け的アイテム。つま先のラインは“スマイル”、ヒールラベルのデザインは“ヒゲ”と呼ばれ、いまもなお多くのひとに愛されつづけている。