25足目&26足目
Fashion
2015年5月19日

25足目&26足目

#25&26 GUCCI好き

GUCCI/1985

photo by Jamandfix

グッチのフィレンツェ本店で85年ぐらいに当時8万8000円で買いました。高かったですねー(笑)。
どうしてグッチのビットが欲しかったかというと、60年代のアイビーリーグの学生たちは避寒でマイアミに行くんですが、マイアミのグッチショップでビットを買って裸足で履いていたと、『メンズクラブ』の堀洋一さんに聞いたんです、インターナショナル・ギャラリーがオープンした頃に。自分としてはプレッピーに近い流れで買い求めたんですが、ここから長いビット歴が始まります。
当時グッチは4つぐらい違うファクトリーで生産していて、それぞれ特徴があって見ればわかるんですが、これの履き心地は比較的良かったですね。

ビームスFでイアリア物のシャツやカットソー、ニットを扱っていて、ヨーロッパの買い付けは78年頃に始めました。バイヤーは私だけでしたね。85、6年まで一人でやっていて、その後バイヤーを一緒に連れていきました。それとデザイナーズは栗野宏文さん(現ユナイテッドアローズ常務取締役)に任せました。
1987年にビームスのロンドンオフィスを開設して、LONDONのセレクトショップにいたジャマイカ人のテリー・エリス君が現地での商品開発をして、自分が数量を発注しにいくというリレーションでした。当時、商品の仕入れは、展示会、ファッションショー、店頭、それと街で流行っているモノの4つしかありませんでした。我々が店頭に並んだものを見て同じ商品を仕入れると1シーズン遅くなるんですが、エリス君という海外のセレクトショップと同じ目線を獲得したことで、それより確実に半シーズン早くなる。そこに競争力があった。エリス君はとてもおしゃれな子でビームスっぽいんですよ、着こなしが。ドレスも着るしカジュアルも上手で。インターナショナルギャラリーで“World WIDE SELECTION”を始めたのは、彼らがセレクトしたものの何とか括(くく)ってあげようという思いからでしたね。その後ウィメンズにも“WWS”は展開していくわけです。
(1985年/8万8000円)

GUCCI/1999

photo by Jamandfix

これはずっと欲しかったグッチ柄のビットです。パリで購入しましたが、ほとんど履いていませんね。裏打ちしているので硬くて返りが悪くて履きずらいんですよ。
僕はモノグラム好きで、ルイ・ヴィトンもモノグラムのスカーフやチーフは持っています。紋章好きなんでしょうね。
(1999年/4万円台)

           
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