Fashion
2015年5月19日
「オウプナーズ」オープンおめでとうございます
私がファッションに興味を持ったのは小学6年のときです。『メンズクラブ』、『男子専科』、そして『平凡パンチ』が創刊したのが1964年。アイビー全盛の当時、育った町で影響を受けたのは、アメリカの雑誌や映画で、まずアメリカの運動靴であるケッズやコンバースの輸入物に傾倒していきました。もちろん普通には流通していませんから、近所の子どもをつかまえて「ベースの購買部で買ってきてよ」と、私の靴の物語はそこから始まりました。
それから約40年。捨てられない性格が幸いして、当時のケッズやコンバースもまだ所有しています。
私は自分で「過去のない男」と言っています。過去を振り返るのは大嫌いですが、靴での思い出なら語っていけるかなと思っています。この7年間ぐらいはロングノーズばかり履いています。その前の10年間はオールデンのようながっちりした丸顔を好んで履いていました。その間にジョンロブやグリーンも履いています。ロングノーズはまだ飽きません。上からの見た目のスマートさから10年前には戻れません。
中高時代の運動靴から、オーダーでのモード系まで、一足の思い、その記憶をつづっていきたいと思います。(談)