福井を拠点とするファブレスメーカー「セキサカ」によるライフスタイルブランド｜SARO

SARO｜サロ

リリース第一弾は、スイス人工業デザイナーのカルロ・クロパスによる「フラットウェアコレクション」

約300年にわたる漆器業をバッグボーンに持ち、現在は国内外で活躍するデザイナーと協働しながらプロダクトを展開する「セキサカ」。この度、ライフスタイルブランド「SARO」をローンチ。食文化の変化から曖昧になりつつある仕事と家の境界線までを想定し、新鮮な視点で機能的なプロダクトを提案していく。

Text by WAKABAYASHI Satsuki

「SARO」では、日本中のさまざまな領域のつくり手と協働し、アイデアを育み、日本の手仕事や産業の可能性を再考する。最初のコレクションは、スイス人工業デザイナー、カルロ・クロパスを起用した。カルロは1986年生まれ。ローザンヌのECAL（ローザンヌ州立美術大学）で学び、現在は生まれ育ったアルプスにオフィスを構え、主にヨーロッパと日本で職人、メーカー、研究機関とプロジェクトを行っている。

日常の風景からインスピレーションを得て、完成したのが「フラットウェアコレクション」。テーブルナイフやフォークをはじめ、箸、レンゲ、しゃもじを含む、23のアイテムがラインナップされている。それぞれのアイテムが特定の機能は持ちつつも、様々な用途に対応する一定の汎用性があり、機能的で使いやすい形状と普遍的な佇まいが特徴だ。